この内容はJsTestDriver WikiのConfigurationFileを意訳したものです。
http://code.google.com/p/js-test-driver/wiki/ConfigurationFile
JsTestDriverの設定ファイルはYAMLで書きます。
設定ファイルはテストで使用するファイルをJsTestDriverが読み込むために使用され、標準はJsTestDriverコマンドを実行したカレントディレクトリの「jsTestDriver.conf」を参照します。
この参照先はコマンドラインオプションの「–config」から変更することができます。
各ファイルのベースパスはjsTestDriver.confと同じディレクトリとなりますが、コマンドラインオプションの「–basePath」から変更することができます。また、設定ファイル内のbasepathでも変更できます。
それ以外にも、URLを記述するとそのURLからファイルをダウンロードしてテストを実行しますが、safariに関しては読み込みに失敗するので基本的にはファイルパスを書きましょう(バグ?)
サンプル
server: http://localhost:4224
basepath : ../
load:
- src/*.js
test:
- src-test/*.js
exclude:
- uselessfile.js
serve:
- css/main.css
proxy:
- {matcher: “*”, server: “http://localhost/whatever”}
plugin:
- name: “coverage”
jar: “lib/jstestdriver/coverage.jar”
module: “com.google.jstestdriver.coverage.CoverageModule”
timeout: 90
各項目に対する説明は以下のとおりです。
server:
接続先のサーバを指定します。この値はコマンドラインの「–server」オプションで上書きすることができます。
末尾に「/」を含めないように注意してください。
コマンドラインオプション http://code.google.com/p/js-test-driver/wiki/CommandLineFlags
basepath:
各種ファイルパスの基本ディレクトリを変更できます。basepath自体を相対値で書いた場合、jsTestDriver.confからの相対値になります。
load:
テストを実行する前に読み込むファイルを指定します。
ファイル名に*を使うことで複数ファイルを一度に指定することが可能です。
(*を使用した場合ファイルはアルファベット順に読み込まれます)
ファイル名をhttpから記述することで、外部ファイルを読み込むことが可能です。
同じファイルは複数回指定しても一度しか読み込まれないため、以下のような記述を行うことが可能です。
load:
- src/lib/jquery.js # 基本ライブラリは先に読み込む
- src/lib/* #jquery.jsは先に読み込まれているためここでは読み込まれない
test:
テスト対象のファイルを指定します。
test:で指定されたファイルはload:で指定されたファイルの後に読み込まれます。
test:ではhttpからの外部ファイルを指定できません。
exclude:
除外ファイルを指定します。
主に読み込みファイルを*で指定した場合に使用します。
load:
- src/lib/*
exclude:
- src/lib/debug.js #src/lib/*内からsrc/lib/debug.jsのみ除外
serve:
画像、css、htmlなどの静的ファイルをテストファイルと同じドメイン上に読み込みます。
読み込んだファイルは/test/以下でファイルパスと共に参照できるようになります。
proxy:
プロキシとして動作するようにJsTestDriverを設定します。
Proxy設定 http://code.google.com/p/js-test-driver/wiki/Proxy
plugin:
JsTestDriverのプラグインを読み込みます。
プラグイン設定 http://code.google.com/p/js-test-driver/wiki/Plugins
timeout:
テストを実行する際のタイムアウト時間を設定します。
初期値は90秒です。