2006/10/21 - 2006/10/28
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yamada423さん
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やわらかい朝日に輝くストラスブルグ大聖堂 2006.10.22
はじめに
フランス ブルゴーニュ地方南部のボージョレ地区で造るワインの新酒、いわゆるボージョレ・ヌーボーの余韻のさめぬうちに、ぶどう畑を訪ねた旅日記を紹介します。
日頃のハードな業務に耐えた自分への褒美にと出かけた、写真とワイン好きを自認する私の今年の海外旅行は、いつもの9月末の夏休より1ヶ月遅れて、10月末になりました。
主な目的はこの時期に合わせて、ワインの名産地ブルゴーニュの、なかでも名酒 ロマネ・コンチの故郷ヴォーヌ・ロマネ村などのあるコート・ド・ニュイ地区のぶどう畑の黄葉の写真撮影でした。
コート・ド・ニュイ地区はブルゴーニュの中心都市ディジョンを起点に、幅約10Kmで南へ30Kmほどまでのそれほど広くない地域です。
ブルゴーニュの前に訪れたアルザス地方の中心都市ストラスブルグは世界遺産の大聖堂、オランジュリー公園、コウノトリ、木組の家並みが美しいプチ・フランス、都市交通システム(パーク&ライド)のトラムなどが印象に残り、帰りに寄ったパリの夕焼けは、いままでこんなの見たことない、というほど感動的で、一人で見るのはもったいない風景でした。
(この記事は社内誌の2006年12月号に掲載したものです)
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フランスの旅2006 アルザス・ブルゴーニュ・パリ
2006年10月22日(日)晴れ ストラスブルグ
外はまだ暗かったが、7時に朝食に食堂へ降りた。朝日の中の大聖堂の写真を撮ろうと思いフロントで、ストラスブルグの日の出は何時頃かと聞くと、何で、という表情をしつつ、ネットで調べてくれた。すぐにはわからなかったがあとで7:59とメモを見せてくれた。
帰国後に調べたら東京との経度差132度(8.8時間)なのに時差が7時間だから、朝が遅いのもうなずける。
ホテルはネットで調べて予約したソフィテル・ストラスブルグで、市中心のやや北寄りにあり、路面電車トラムの4路線が交差する交通の要所から数分の近さにもかかわらず大通りから少し入っているので、となりの教会の鐘の音を除けば静かだ。
昨夜はパリ経由で空路到着したが時差で夜中に目がさめ、二度目の目覚めもまだ朝には早すぎた。
日曜日とあって人気のほとんど無い街の中心部へ向かう石畳の道を歩み、やがて大聖堂の西側正面から左手へ回って見上げると、塔の裏手東側がやわらかい昇ったばかりの朝日に照らされていた。(表紙写真)思わず ヤッター。早起得三文
旧市街はライン川につながる一周4Kmほどの運河に囲まれているので、橋を渡って運河の外側に出て、そこから大聖堂の尖塔を遠目にしながら東側を、時には河岸に降りて半周した。日の出から間もないので運河沿いのどの建物も上半分だけ日が当たった姿を水面に映し、ひんやりした空気の中で何とも言えぬ美しさであった。
ホテルに戻り小休憩の後、運河の外側東へ1Kmほどにあるオランジュリー公園へ。
日比谷公園よりやや広い市民の憩いの場で、やっと色づき始めた大きな木々に覆われ、虹を映した池の噴水が秋の陽にすがすがしかった。巨木が生い茂る様は新宿御苑にも共通するところがある。
ここではやはりストラスブルグ市のシンボルであるコウノトリが見ものだ。
屋上の煙突の上や巣柱の頂に直径1mほどの巣を作り、つがいでカッ カッと大きな声で鳴くのがめずらしい。
公園の近くの教会の前の広場で、日曜日の朝の礼拝を終えたばかりの大勢の信者たちの中に、ベビーカーに男の子を乗せた姉妹を見つけた。「この子の写真とらせて」といってカメラを向けると、その子は恥ずかしがってか、こわがってか、どうしても正面を向こうとしないのを妹が一生懸命協力してくれた。家族のほのぼのとした雰囲気が感じられる思い出の一枚となった。
午後は旧市街西端のプチ・フランスへ。昔の漁師村は今では運河の入り江の周辺に、アルザス地方特有の木組みの家々が建ち並ぶ市内で最も観光客に人気のエリアで、昼時のレストランはどこも賑わっていた。
<ストラスブルグ>
ドイツ国境に位置する、アルザス地方の中心都市。陸路と水路に恵まれていることから、ドイツ語で「街道の町(シュトラスブルグ)」と呼ばれるようになった。過去にドイツ領だったことから、今もドイツ文化の影響が色濃く残っている。現在では、公害対策モデル都市としても注目を集めている。(わがまま歩き)
撮影 CONTAX RX Vario-Sonnar 3.4/35-70
Distagon 2.8/25, Planer 1.4/50
FUJI COLOR Pro400(ネガフィルム)
画像サイズ1840×1232にデジタル・データ化
気になる写真は元画像に拡大してご覧ください。無料です。(笑)
編集・公開 2010.9.10 yamada423
現地の日の出・日没時刻はこのクチコミ記事で簡単に調べられます。
http://4travel.jp/overseas/area/europe/france/mont_st_michael/tips/10177076/
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- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 飛行機
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- JTB
-
ストラスブルグ大聖堂は、塔の裏手東側がやわらかい昇ったばかりの朝日に照らされていた。思わず ヤッター。
早起得三文
しばらくの間、早朝のひんやりした、清々しい空気を感じていただきましょう。気温は15℃ぐらいと思います。ハーフ・コートを着ています。
この日のストラスブルグの日の出時刻は7:59なので、この写真の撮影時刻は8時半頃と思います。デジカメなら正確に記録されていますが、この旅行ではCONTAX RXで撮影しました。表紙に採用しました。 -
中庭を囲むアパルトマンも上半分だけが朝日に当たっている。
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イチオシ
狭い路地から見上げる大聖堂の尖塔は神々しく見える。
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まだ陽が当たらない運河の水面をのんびり往く一羽の白鳥。
音の無い世界だ。 -
運河沿いの住宅の向こうには大聖堂の塔が聳える。
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五階建ての上の屋根裏部屋は日当たりが良さそうです。
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運河をめぐる遊覧船の発着所
右に見えるのはセント・ポール教会 -
運河沿いのどの建物も上半分だけ陽があたった姿を水面に映し、ひんやりした空気の中で、なんとも言えぬ美しさだった。
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イチオシ
朝日が駐車中の車の窓ガラスに反射する。
この時間でも走っている車は殆どありません。
日曜日の朝は皆さん寝坊するのでしょうか。 -
水面にその姿を映すセント・ポール教会
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橋の欄干に吊るされた菊の玉
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聞こえてくるのはカヌーのパドルの音だけだ。
ピタッ ピタッ -
水面にその姿を映すアパルトマン群
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河岸に降りてみると一層ひんやりした空気を感じる。
柳に教会。 -
白鳥が近づいてきたが与えるものを持ち合わせなかった。
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教会のように見えましたが、壁にLYCEE(中等学校)の文字。
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この時間では運河沿いの道路も車は少なく静か河岸住宅街です。
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長い影を映す市庁舎前の芝生
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ストラスブルグ市庁舎。
ドームの上には三色旗(フランス国旗) -
ストラスブルグ市庁舎の正面
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私が好きな自然のままに成長した巨木。
樹形は銀杏ですが確認しませんでした。 -
木立の間から見える大聖堂の尖塔
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泊まったホテルSOFITEL STRASBOURGは、隣の教会の鐘の音だけが気になったが静かな場所に在った。
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ホテルの廊下から見た街並み。
近代的な建物も混在する。 -
ストラスブルグ名物の低床式路面電車トラム。
日曜日の朝とあって乗客は多くない。 -
セント・ポール教会も正面に朝日を浴びて輝いている。
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トラムを待つ親子 ボン・ジュー ムッシュー
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アルザスの中心都市だけあり、沢山の教会がある。
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日曜日の朝の礼拝を終えた信者が出てきた教会。
モダンなデザインの塔は鐘楼でしょうか。 -
教会の日曜礼拝が済んで、最初はこんなにぐずっていた男の子ですが
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イチオシ
左の妹の協力でなんとか撮影できました。
家族のほのぼのとした情景が記憶に残りました。
Merci Mademoiselle
心だけでなく、日差しがつよくなって空気も暖まってきました。
みなさん ありがとう。 -
めずらしい構造の自転車だったので頼んで撮しました。
子供が二人乗れそうです。 -
オランジュリー公園の噴水に架かる虹
<旅行記抜粋>
オランジュリー公園は日比谷公園よりやや広い市民の憩いの場で、やっと色づき始めた大きな木々に覆われ、虹を映した池の噴水が秋の陽にすがすがしかった。 -
イチオシ
秋の公園のひとコマ
3歳ぐらいの女の子が幼児自転車で「落葉」を踏んで無邪気に遊んでいました。
周囲からのざわめきなどは聞こえません。
ポエムの世界。
秋の日のヴィオロンの ため息の 身にしみて うらがなし・・・
有名なフランスの詩人ヴェルレーヌ 「秋の歌」の「落葉」 上田敏訳
<イメージ>です。 -
壁の筋交いのデザインが面白いです。
筋違いな違法建築とは無縁の伝統建築でしょう。 -
イチオシ
虹の下にアヒルが二羽。
虹を映した噴水が秋の陽に清々しく、落下する水の音だけが聞こえます。
ピシャッ ピシャー
癒される光景です。 -
広い公園を散歩する人も見かけます。
今日は日曜日。 -
BGMならぬBGP(picture 背景)にしたくなる1枚です。
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アルザスの伝統的な家の見本のようです。
(専門ではないので自信はないです) -
ストラスブルグのマスコットであるコウノトリがあちこちに直径1mもある大きな巣を作っている。
オランジュリー公園にはコウノトリ飼育センターがあるそうです。
日本でも最近コウノトリ繁殖センターで育てたコウノトリを自然(野生)に戻し、「国外から飛来した個体との間で初めて子育に成功した」との報道がありました。(2010.9.13) -
イチオシ
つがいのコウノトリが、カッ カッと大きな声で鳴くのが珍しかった。
初めて聞いた声だ。 -
巣作りのために立てた木製の塔もあります。
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ベンチに寝転んで見上げると秋の気配を感じます。
パック・ツアーではできない贅沢です -
下を見ても秋の始まりです。
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花売り娘の足元にもコウノトリ?
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公園の大きさと巨木、池、広い芝生などの雰囲気が新宿御苑に似ているような気がします。
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樹高と枝の広がりがほぼ等しく成長した巨木を見ると、豊かな気分になれるので好きです。
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欧州議会COUNCIL OF EUROPEはストラスブルグにあります。
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欧州議会の近くにあるイタリア代表部らしき建物。
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フランスなどでよく見かける広告塔。
日本のような電柱ポスターや捨て看板はありません。 -
橋の欄干に吊るされた菊の花玉
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セント・ポール教会の端正でシンメトリーな美しさに惹かれました。
日曜日とあって遊覧船も満員のようです。 -
モダンなデザインの低床式路面電車トラム
<旅行記抜粋> 路面電車トラムのことを少し書こう。
混雑する市街地の車の代替交通手段として導入された低床式路面電車で、フランスではストラスブルグが有名。日本を含む世界の各都市からの視察が盛んな時期もあったようだ。車両は都電荒川線と違いモダンなデザインで、急カーブに対応して短い車両の7両編成。
A~D 4路線ありいずれも市の中心部で交差する。
郊外の駅前にはP+R(パーク&ライド)という大駐車場がある。(1日2.6ユーロ 約400円)(写真は②に掲載します)
ここで車からトラムに乗り換えて市内へ向かう。
郊外の線路面は砂利や舗装ではなく芝生で、見た目にも心地よい。トラムの料金は1回券が1.3ユーロ、発行時刻から24Hr有効な丸1日券が3.7ユーロでフランスらしく合理的だ。
<補記>2010年現在はE線が追加されて5路線になりました。 -
カラフルな八百屋の品揃え
ざっと数えても50種類以上あります。
ほとんどが量り売りで、袋やパック詰めは一つもありません。 -
プティ・フランス Petit Franceの木陰のレストランは混んでいて、なかなか注文を取りに来ないのでここで食べるのは諦めました。
これで早朝、午前の部をひとまず終わります。
だいぶ空腹を覚えました。橋を渡ったところにあるレストランで食べることにしました。
ブログをご覧の皆様もコーヒー・ブレイクをどうぞ。
一休みしてから午後の部をご覧ください。
プチットフランス
http://4travel.jp/travelogue/10499699?lid=next_travelogue_from_travelogue
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