図書館サービスは、超ロングテールでできている。
所蔵する図書のほとんどは、1種類1冊しかない。
レファレンスの質問も、同じ質問がくることはめったにない。
考えてみれば、卒論も、同じテーマを取り組むわけにいかない宿命もある。

図書館に務めていると、図書の利用状況がつねに気になる。
貸し出している図書と、通常上1万5000から2万冊程度あるが、それらの本に
予約が付けられる。
ある人が借りている複数の図書に、他の人が、予約を付けている状況をみると
同じテーマの図書を必要としているのが、推察される。
うまく図書はシェアされるといいのだが、卒論を書くために利用したり、
授業のレポートを書くために利用していると、必要としている期間も
重なってしまうので、シェアが難しい場合も多いと推察される。

図書館サービスは、超ロングテール(もしくは、薄膜サービスということばの方が良いかもしれないが)
なので、利用者の円滑なシェアが行われることを祈るしかない。
もちろん、延滞図書は、督促しているのだが、その場合も、返却しているるかは、利用者の行動にかかっている。