仕事で人物の写真はイヤというほど撮っているのですが
今回はプライベートでの撮影。
照明器具もレフ板も使わずに撮った写真です。
ここは目黒駅から徒歩5分、
権の助坂の途中にある居酒屋「べったこ目黒店」。
仕事帰りに、一人で立ち寄るなじみの店です。
ここにはもう何年も前から通っていて
自分の家のキッチンだと思い込んでいる場所です。
いつもここで生ビールを補給しています。
みんな仲のいいスタッフさんなので
今回はそのお店のスタッフさんにモデルになっていただきました。
私の場合、生ビールが体内に入ると自前の手ブレ補正機能が
一気にバージョンアップされるので暗い場所での撮影には
大変有利なのですね。
店内は暗いので85mmレンズを絞り解放のF1.4で。
ダウンライトの下に入ってもらって、パチパチ!
男性ポートレートの場合、このような小さい光源で撮影した方が
より男らしく・・・というかいい味が出るのですね。
逆に女性を撮る場合は、レフ板を使えればいいのですが
この状況ではそれも出来ないので、なるべく顔に影を出さないようにする
工夫が必要です。
こんな時は光源に顔を向けてもらうことも有効。
曇りの日や、直射日光がキツイくて顔に影が出る場合にも使えます。
暗いしF1.4という非常に浅いピントなのでオートフォーカスはあてになりません。
ここはマニュアルフォーカスで。
基本的なことですが、どんな状況でも大切なのはフォーカス。
目にピントがしっかりきているかどうかで写真の完成度は大きく変わってきます。
また、店内は白熱球や蛍光灯などのミックスの光源なので
あえてモノクロにしました。
ポートレート撮影の場合
女性はキレイに、男性はカッコよく撮ればいいという単純なものではありません。
照明さえちゃんと作れたら綺麗に撮ったりカッコよく撮ったりすることは簡単です。
大切なのはモデルさんの人間性をどこまで引き出せるか、
その場の空気感をどう伝えるか、というところです。
その為にカメラマン自身の人間性を出すことも大切。
わずかな時間でも信頼関係が作れなかったら
心の通った写真は撮れないものです。
ってまぁ、そんなこと言っても個人で楽しむ場合
そこまでシビアになることはないんですけどね。
いつかこの店で、写真について語り合う
アメブロのオフ会でもやりたいものです。
・・・写真というより生ビールについて熱く語ってしまいそうですけど・・・。
ここの串焼きは絶品です!
機会があったらぜひお店に来てくださいね。
夜な夜なカウンターで怪しいカメラマンが
生ビールを振り回しながら飲んでいるはずです。。。
ブログで見たって言ったらなにかサービスしてくれる・・・かもしれませんよ!