003: 教材レビュー① 参考書(メイン) | 日本語教師が本当に知りたいこと 100!

003: 教材レビュー① 参考書(メイン)

日本語を教えるときやらなきゃいけないのは、今まで意識していなかったことばの使い分けだったり、それをいかに学習者にわかりやすく解説するかを考えること。

でも漠然とひとりで考えていても、

イメージでしか伝えられない!ニュアンスでしか伝えられない!それじゃ意味分かんない!

という負のスパイラルに陥りがちです。
だいたいが何説明しててもそうなる傾向にある私ですが、授業のときはそうも言ってられない…


そういうときに活躍しているのが参考書
初球を教えるときは4~5冊、中級を教えるときは7~8冊くらいを参考にしてメモを作り、そのメモを自分なりにまとめてプリントを作ったりします。



そこで、
今日は私が使っている参考書を紹介します!ひらめき電球

初級日本語文法と教え方のポイント/市川 保子

¥2,100
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中級日本語文法と教え方のポイント/市川 保子

¥2,100
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「教え方のポイント」シリーズ!
これは私の中では一番使いやすい参考書!
学生が間違えやすいポイントや似ている文型との違い、押さえるべきところなどがわかりやすく書いてあって勉強になります。
初級で勉強する基本文型はほとんどカバーしているし、中級のほうも使い分けや提示の仕方がうまく書かれていて、日本人にとっても「なるほど!」となる内容です合格


初級を教える人のための日本語文法ハンドブック/庵 功雄

¥2,310
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中上級を教える人のための日本語文法ハンドブック/庵 功雄

¥2,520
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この、「日本語文法ハンドブック」シリーズは日本語教師なら必携!
持ってる人も多いんじゃないかと思います。
私はこっちの2冊は、「教え方のポイント」シリーズで埋めきれなかった文法的観点などを補足して理解するために使っています。
書いてあることが、よく言えば専門的(悪く言うと小難しい)ので、理解するのに時間がかかります…(文法用語が嫌いです、苦笑)


どんな時どう使う 日本語表現文型辞典/友松 悦子

¥2,940
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どんな時どう使う日本語表現文型500短文完成練習帳―中・上級 (アルクの日本語テキスト)/友松 悦子

¥1,260
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こちらは「どんな時どう使う」シリーズ。(ところで、さっきからシリーズは勝手に名付けてますが笑)
そもそも、初級200文型と中上級500文型に別れた本が出ていて、それをまとめたのがこの表現文型辞典だそうです。
これは主に中級の準備をするときに使っていました。例文がたくさんあるし、似ている文型との使い分けも書いてあって重宝します。
ただ、これだけだと足りないので、上の「教え方のポイント」や「文法ハンドブック」の補足として使っています。
短文感性練習帳のほうはプリントに練習問題を載せるときの参考にしています!


助詞 (初・中級) (すぐに使える実践日本語シリーズ (9))/三吉 礼子

¥1,575
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助詞の使い分けを調べるときはこれ。
表紙が見られないのが残念ですが(苦笑)、シンプルにひたすら助詞の種類が書いてある本です。
「が」のページなら、「が」の使い方がズラリ…いろんな意味の使い方がありますね。似ている助詞の比較なんかもちらっと載っています。
他の本と違う解釈だったりするのですが、結構細かく使い分けしてあるので役に立ちます。


私がメインで使っている参考書はこの6冊(+1)。
次回はサブユースの参考書をご紹介しますグッド!


100記事まで残り97!



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