BDレコーダーを買いに行くその前に
何かにつけて多忙な時代。リアルタイムに番組を見る機会の少ない人にとって、重宝するのがレコーダーだ。いまや、テレビ放送もハードとしてのテレビもハイビジョン対応が当たり前。では、レコーダーはどうなのだろう?
そこで登場してくるのが、DVDよりも大容量のBlu-ray Disc(以下BD)。今回はBDレコーダー選びの前に、BDの仕組みや最新レコーダーの機能についての素朴な疑問にお答えしよう。
Q1 そもそもBDって何ですか?
A1 BDはCDやDVDと同じ直径12cmのディスクで、最大でDVD10枚分(2層記録で約50GB)の大容量を誇るメディア。ハイビジョン放送は高精細な分、データ量も多く、DVDには録画できないのが常だった。そこで登場したのがBDというわけだ。
BDには容量別に片面1層25GBと、片面2層50GBの2種類があり、1度だけ記録できるBD-Rと、繰り返し記録できるBD-REがある。書き込み速度はBD-Rが144Mbps(4倍速)、BD-REは72Mbps(2倍速)。
BDメディアの厚みはDVDと同じ1.2㎜。DVDの記録層までの距離は0.6㎜で、BDは0.1㎜。記録層がレンズから近いほうが、書き込みやエラーが少なくなる。
また、DVDは赤色レーザーを使っているが、BDは波長の短い青色レーザーを採用。しかも、書き込みをする光の点の面積がDVDの約1/5と小さい。そして、高開口数のレンズで光をギューっと絞り込むので、DVDと同じ直径12cmでも、高密度に記録できるのだ。
地雷その1 低価格モデルを買ったら裏番組が録画できなかった?!
意外と見落としがちなのが2番組同時録画(裏番組録画)機能の有無。レコーダー選びの基本中の基本といってもいい落とし穴だ。2番組同時録画モデルは購入前にチェックすべし。その見分け方は、チューナーの数。
「地上・BS・110度CSデジタル×2 地上アナログ×1」という表示があれば、デジタル放送2番組、もしくはデジタル×アナログの2番組同時録画が可能。チューナーが1つずつしかないモデルは、2番組同時に録画できないので気を付けよう。また、Wチューナーの場合、片側のチューナーがDRモードになるなど、機能に差が出る場合があるので、購入前にカタログなどで確認したい(DRモードに関しては次ページを参照)。
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