今年もネットを発信源に、様々なジャンルで、様々なクリエイターが誕生してきた。中でもとりわけ、表現として全く新しいと感じたのが今回ご紹介する「両声類」と言われるジャンルのパフォーマンスだ。
両声類は「男女両方の声が出る人」の総称で、女性の声を出す男性や、男性の声を出す女性のこと。今年、この珍しいパフォーマンスがひそかなブームとなり、女声を出すための「女の子の声になろう!」(Amazon.co.jp)という教則本まで発売された。
先月28日、六本木aliveで行われた両声類ライブイベント「ニコニコ漢祭2009」では、昼夜2回公演で計120名のファンが集まった。その熱気から、彼らの人気が確かなものになったと感じている。
ここまでのブームを生み、ジャンルとして確立した両声類だが、多くの人にその姿は知られていない。そこで今回は「ニコニコ漢祭2009」にも出演した、りゃくさん、アルティメット・ハイさん、VIP店長さん、halさんという4名の人気「両声類」の方々に、女声を出すことになったきっかけや、彼ら自身が「女声」について考えていることを聞いてみた。
女声を目指している方も、そうでない方も、ここで両声類という不思議に触れていただきたい。