富士通は、スマートフォンやタブレットの新ブランド「ARROWS」についての発表会を開催し、説明を行なった。
最初に登壇した同社執行役員副社長の佐相秀幸氏は、スマートフォン市場についてMM総研のデータを引用し、「2011年に1980万台、2015年には3056万台になる」と発言。同社に関しては「(スマホやタブレット、携帯電話を含めて)2011年に700万台」という目標を掲げ「近々に国内トップシェアを目指す」とした。
続いて登壇した執行役員常務の大谷信雄氏は、「ARROWS」の意味について「市場のリードやスピード感、先進性、指標」といった思いを込めたものと説明。その上で「日本勢のスマートフォンは遅れをとったが、これからしっかり立ち上げていきたい」と語った。
モバイル事業本部部長の高田克美氏は、同社のスマートフォン開発についてのスタンスを説明。土台として基本性能を支えるスペックがあり、その上に見やすい画面やストレスを感じない操作感などの“ヒューマンセントリック”、さらにその上にユーザーの嗜好や利用シーンに合わせたラインナップの充実、という3つの要素に重点を置いていると述べた。
そして、その第一弾製品となる「ARROWS Tab LTE F-01D」(NTTドコモ)について説明。スペックの面では、下り最大37.5Mbpsという高速な通信が可能な「Xi」回線を採用し、CPUにはデュアルコアの「OMAP4」を搭載するなど高性能であることをアピール。
また、10.1型の大画面に加えてモバイル機器向け高音質化技術「Dolby Mobile V3」を採用した音声再生機能を搭載。DTCP-IP対応のホームネットワーク機能(DLNA)を実装するほか、ビデオ・オン・デマンドサービスとして「ひかりTV」(NTTぷらら)と「TSUTAYA TV」(TSUTAYA TV)が利用できるアプリをプレインストールする。
加えてワンセグも内蔵しており、テレビの視聴も可能。本機は防水仕様になっており、お風呂やキッチンなどでもテレビや動画を楽しめる。
ただし濡れた手で画面にタッチして水滴が付くと、タッチセンサーの感度が落ちる場合がある。そのため、F-01Dは本体カメラに手をかざし、ジェスチャーをすることで画面を操作できる機能を搭載。ヒューマンセントリックの一例だ。
ARROWS Tab LTE F-01D | |
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ディスプレー | 10.1型液晶 |
画面解像度 | 1280×800ドット |
サイズ | 262×181×11.3mm |
重量 | 約597g |
OS | Android 3.2 |
カメラ画素数 | リア510万画素、フロント130万画素 |
バッテリー容量 | 6560mAh |
テザリング | ○ |
ワンセグ | ○ |
防水 | ○ |
spモード | ○ |
発売時期 | 10月中旬 |
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