3月28日、ブラビオはクラウド型プロジェクト&タスク管理サービスの新バージョン「ブラビオ・プロジェクト2.0」を発表した。
ブラビオ・プロジェクトは2010年10月に公開された、5ユーザーまで無料で使えるGoogleApps Engineベースのサービス。従来Excelを使ってきたような小規模なプロジェクト管理を置き換えるサービスで、簡単な操作でメンバーとの情報共有できるなどの使いやすさが評価され、発売開始15カ月で3万社の導入を突破したという。
今回リリースの新バージョンでは、100以上の改修と20を超える新機能を搭載。同時にGoogle Apps Engineの改良により最大10倍の高速化を実現したとしている。また、3月16日に発売された新型iPadでの動作確認も行なわれている。クラウドサービスのため、これまと同じようにログインするだけで、新バージョンが自動的に利用できる。
新機能の目玉の1つが、複数のプロジェクトを横断して確認できる「プロジェクト横断ビュー」だ。これは、
- 担当者別の負荷状況の確認
- 社内のプロジェクトの稼働状況の一覧確認
などを可視化可能で、Excelでは難しかったプロジェクトを横断しての担当者の状況確認が行なえる。複数のプロジェクトが同時進行する大規模なユーザーの利便性を向上する機能といえるだろう。
加えて、メンバーの多い組織で必要になる組織構造への対応を強化し、
- メンバーの一括管理
- 組織構造への対応
- CSVファイルでのユーザー管理
も行なえるようになった。
他にも、前段のタスクが終了したことを次のタスクのメンバーにメールで自動送信する「タスクリンク」、タスクグループごとの進捗をパーセンテージで表わす「【達成率」、トップページの項目数を編集し自分にあったページを作成できる「トップページのカスタマイズ」などが搭載されている。
また、100名以上の大規模ユーザーに向けて、ブラビオ・プロジェクトのカスタマイズに対応できる体制を整えたという。