【格安データ通信SIM】DTIの490円SIMが高速化、日本通信も新製品

　SIMフリー版のiPhoneやNexus 5が国内でも正式発売されるなど、注目度が今後さらに高まりそうなMVNOによる格安データ通信SIM。ここ2週間での新しい動きを見ていこう。

最安値クラスのDTI490円SIMが100kbps→150kbpsに
月2100円でスマホ代込みのサービスも

　数ある格安データ通信SIMの中でも、月490円と特に廉価なDTI「Servers Man SIM LTE 100」。製品名からもわかるように速度は100kbps制限と他社SIMと比べて見劣りしたが、料金はそのままに150kbpsに高速化されて、「Servers Man SIM LTE」とリニューアルされた。

　また、Servers Man SIM LTEは年1回に限り、SIMサイズの変更を無料とするサービスを来年1月にスタート予定（2回目以降は525円）。これにともない、SMSオプションの追加もやはり年に1回は無料になるとのこと。

　なお、DTIの親会社であるフリービットは、スマートフォン本体と格安データ通信SIM、IP電話を組み合わせた「freebit mobile」を発表している。詳細は別記事を参照いただきたいが、150～200kbpsの通信が可能なSIMと、5型画面を持つAndroidスマホの割賦代金込みで月2100円とかなりの安さだ。

freebit mobileで提供される5型スマホ「PandA」

日本通信が音声機能付きSIMの新サービス
月1560円で音声＋200kbpsのデータ通信

　日本通信が決算発表時に予告していた（関連記事）、音声通話が可能なSIMに格安データ通信を組み合わせた「スマホ電話SIM フリーData」が正式に発表された。

　スマホ電話SIM フリーDataは、月1638円で音声の基本サービスに加えて、200kbpsでのデータ通信も利用できるというもの（無料通話分はなく、通話料は21円／30秒）。ここに月1638円のオプションを追加すると、月3GB分の高速通信が利用可能だ。

　スマホで通話も行なうが、待受が大半。データ通信もメールとSNSが中心というユーザーなら、かなり割安で端末を維持できそうだ。なお、最低利用期間として5ヵ月が設定されており、4ヵ月以内の解約には8400円が必要。

OCNもSMSオプションを12月中旬開始予定と告知

　データ通信専用SIMをスマホで利用すると、一部の端末ではアンテナ表示がされなかったり、バッテリー消費が激しくなる現象（セルスタンバイ問題）が発生するが、この問題への対策になるSMSオプションの追加が各社で進んでいる。IIJmioやDTIなどに続き、人気の「OCN モバイル ONE」も12月中旬に対応する。現行ユーザーもSIM交換が可能になる予定。

月1000円以下の主要格安データ通信サービス

^{※1：1GBまでは714円、それ以上の利用で2079円になる
※2：12月5日までのキャンペーン価格}

月1500～2000円前後の主要格安データ通信サービス

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