明治大学は10月3日、タッチパネルの操作部を拡張できる縞模様シールを開発したと発表した。
これは数理学部先端メディアサイエンス学科の研究成果で、導電性素材を縞模様状に配置したシールシート。静電容量式タッチパネルに貼り付ければ、タッチパネル外の部分を触ることで操作することができる。
原理は比較的簡単ながら、たとえばスマホの側面や背面でスクロール操作するといった操作位置の移動に加え、縞模様の形状を変えることでスマートウォッチの小さな画面を大きなタッチ面で操作するモーションの拡大/縮小、直線状のスクロール操作をダイヤルのような円形動作に変換など、さまざまな応用が可能という。
研究室は現在、産学連携として透明導電性インクの開発や販売,導電性素材による縞模様シールの作成可能な企業を探している。