データが消失してからでは遅い!
自宅でもUPSが必要だった筆者のケース
『自分だけは大丈夫!』と思い込んで痛い目に遭うのはよくあること。PC周りでは、“電源トラブル”がまさにそれに該当するのではないだろうか!?
誰も一度は、不注意や不慮の事故からの“ブレーカー落ち”を経験しているだろう。しかしそれにもかかわらず、愛用のデバイスが破損したり、PCのデータが消失したりといった悲劇が自分の身に起こるまで、電源保護の優先度は低いままというケースが少なくない。
そこで今回は、そんな『まさか!』をダブルで経験した筆者による、“電源保護=UPS導入のススメ”をお送りしたい。ここで紹介する、筆者の身に起きた2つのケース、あなたはどちらに切実なものを感じるだろうか?
■筆者エピソード・その1
自宅でデータ破損!編
あれは約4年前、東日本大震災後の“計画停電”にまつわる話を。
自宅付近の計画停電について、実施時間をちっともマークしていなかったある日のこと。出先で『そういえば!』と思い出したのも後の祭り。粛々と実行された計画停電とともに、HDDレコーダーのデータが破損してしまった。
未視聴のものも合わせて十数時間分の録画番組がおじゃんに。本震ではそれほどの被害がなかっただけに、すっかり油断してしまっていた。
それまでも何度か不意のブレーカー落ちなどに遭遇はしていた。それでナニゴトも起きなかったため『このくらい大丈夫♪』と思っていたわけだ。しかし実際にこういう事態に直面すると、それまではただ運が良かっただけだった……と痛感。
なにより、機器が壊れるのはともかくとしても、お金で取り戻すことのできない録画データの損失のほうが、より心に重大なダメージを与えたのだった。
現在は、“個人的趣味録”が増えたということでリビングのHDDレコーダーは家族向けに使い、自分用にPS3+nasne+torneのシステムで録画している。もしこいつらが落雷のダメージでも食らおうものなら、3製品同時に買い換え&データ消失の憂き目に遭うのでは……と戦々恐々中の今日この頃なのである。
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(次ページでは、「UPSなら正規手順の電源オフができたハズ」)