ワンオペが成り立つのは「罪悪感」
言いたいことはタイトルの通りだし、推測レベルなのだけど、労務的に理不尽なワンオペが成り立つのって、やりがいとかそういうのではなくて、「俺が休んだら/辞めたら店が閉まる」みたいなネガティブな罪悪感や責任を動機に駆動させられている人のが多かったのではないかと思う。
それは社畜問題やブラック企業問題でも言われていて、その時は「俺がこのネトゲをやめたらギルドが崩壊する」って言ってるのと同じだよね(www みたいな扱いだったけど、これがワンオペになるとリアルな話となる。
正社員であれば、今後の生活というパラメータを考えて、受け入れていく事になるのかもしれないけれど、契約社員やアルバイトの場合は、もはやその罪悪感の部分しか拠り所が残っていなかったのではないかなと。
連帯があると罪悪感を感じにくい
そうなった時にネット上のやりとりや報道などを経て「みんな辛いのに責任感がないのは私だけ・・・?」といった呪いが解呪されると、一気に瓦解しかねない状態が続いていたのではないか。牛丼屋が閉店することによる社会損失は電車のそれとは違い過ぎるわけだし。
ただでさえ『https://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201302220012345』のような事が問題となっているなかで、「その罪悪感は植え付けられたもので、不当なものなのだ」という事が分かった時に弱い。その判断力を奪うというのも一方では有効だったけれど、脆くなってきてるという事の証左なのだろう。