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- 久保田 真功
- 富山大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Why Does Bullying Escalate?:
- なぜいじめはエスカレートするのか? : いじめ加害者の利益に着目して
- ナゼ イジメ ワ エスカレート スル ノ カ? : イジメ カガイシャ ノ リエキ ニ チャクモク シテ
- Focusing on the Benefits for Bullies
- ──いじめ加害者の利益に着目して──
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説明
本研究の目的は,中学生を対象とした質問紙調査をもとに,いじめ加害者がいじめによって得られる利益に着目し,いじめをエスカレートさせる要因について検討することにある。<br> 分析を行った結果,①いじめを続けていくなかでの加害者の心情の変化には,「いじめへの後悔」(いじめをすることに罪悪感や情けなさ,不安を抱くようになる)と「利益の発生」(いじめが楽しくなったり,被害者を服従させることで気分がよくなったり,加害者同士で連帯感を感じるようになる)という2つの側面があること,②加害者が女性の場合よりも男性の場合において,いじめがエスカレートしやすいこと,③「異質」な者を排除することを“口実”としたいじめや,被害者を制裁することを“口実”としたいじめ,被害者の属性とはおよそ無関係な身勝手な理由によって行われる遊びや快楽を目的としたいじめは,エスカレートしやすいこと,④加害者がいじめをすることによって得られる利益を実感するようになった場合に,いじめはエスカレートしやすいこと,などが明らかとなった。<br> これらの結果は,いじめのエスカレート化の問題を考えるにあたり,いじめの“口実”や加害者の私的利害に着目することの重要性を示唆している。
収録刊行物
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- 教育社会学研究
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教育社会学研究 92 (0), 107-127, 2013
日本教育社会学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205397176576
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- NII論文ID
- 130004682609
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- NII書誌ID
- AN0005780X
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- ISSN
- 21850186
- 03873145
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- NDL書誌ID
- 024738066
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可