FA(イングランドサッカー協会)は5月6日、トッテナム・ホットスパーのMFムサ・デンベレに6試合の出場停止処分を科すと発表した。デンベレは2日のチェルシー戦で相手選手と小競り合いになった際、ディエゴ・コスタの目を突こうとしていた。
試合中に審判は気づかなかったが、録画映像を確認して暴力行為が発覚。その危険性から通常の『3試合』では不十分とされ、厳罰の『6試合』出場停止が決まった。
8日に行われるサウサンプトン戦を前に会見した、トッテナムのマウリシオ・ポテェッティーノ監督もデンベレに関しては擁護のしようがなかった。
「あの目潰しの話をしないわけにはいかないね。友だちとサッカーをして賭けるのが名誉だけでもビールでも、サンドウィッチだとしても勝ちたいと思うことだろう。たくさん走ってイライラすることも、一線を越えてしまうこともあるだろう。だがデンベレも分かっているように、一線を越えたらアリのように代償を払わなければならない。それは理解するしかないんだ」
トッテナムではMFデレ・アリも、4月25日のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンで相手選手の腹部を殴ったとして、FAから3試合の出場停止処分を科され一足先にシーズンを終えている。
《岩藤健》
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