iOSハッカーのためのハンドブック
"iOS Hacker's Handbook" 概略訳 *1
iOSモバイルデバイスを脅かすすべてのセキュリティと不正利用のリスクを理解しましょう。
iOSは、iPhoneやiPadで使われているAppleのモバイル用オペレーティングシステムです。iOS5が発表されてから、多くのセキュリティの問題が明らかになってきています。本書は、これらの全てについて解説と議論を紹介します。MacとiOセキュリティの専門家であり、いくつもの賞を獲得しているチームが、脆弱性とiOSの内部を解説し、どのようにアタックの被害を軽減すればよいかを示します。また本書は、オペレーティングシステムがどのように動作するのか、セキュリティアーキテクチャの概要、それに関係するセキュリティのリスク、また、ルートキットやその他の関連するペイロード開発の利用方法について解説します。
- iOSセキュリティアーキテクチャ、脆弱性の発見、不正利用、ジェイルブレイクの原理などを扱います
- iOSの企業利用と暗号化、コード署名とメモリ保護、サンドボックス、iPhone脆弱性テスト(fuzzing)、不正利用、ROPペイロード、ベースバンドアタックなど
- カーネルデバッグと開発
- 調査を行うためのツールやソースコードを開示しているWebサイト
iOSハッカーのためのハンドブックは、iOSアタックを撃退するために、それらを発見し、理解するために必要なツールを紹介します。
参考データ
- 作者: Charlie Miller,Dion Blazakis,Dino DaiZovi,Stefan Esser,Vincenzo Iozzo,Ralf-Philip Weinmann
- 出版社/メーカー: Wiley
- 発売日: 2012/05/08
- メディア: ペーパーバック
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コメント
比較的珍しい、iOSのセキュリティ関連の書籍です。脆弱性テストの方法や、ジェイルブレイクのタイプなどが解説されています。たまに、AndoridとiOSの危険性の差が議論されますが、基本的には危険度の差は、ケースバイケースであり、あまり単純な比較での議論は意味がないのではないかと感じています。
*1:このOverviewは、Safari Books Onlineの対応する書籍のOverviewを概略で翻訳したものです。省略や意訳もありますので、詳細はオリジナルページを参照してください