10年前のアニメ・漫画・ライトノベル等を回顧する
アニメ
- TVA『ブギーポップは笑わない』。電撃文庫のオリジナル作品としては初のアニメ化。能登麻美子のデビュー作。他に福山潤、小林沙苗、千葉紗子、田村ゆかり、折笠富美子、杉山紀彰、諏訪部順一など。
- TVA『ラブひな』。テレ東では水曜22時28分から異例の時間帯だったが、その後定着しなかったところを見ると視聴率等はあんまりよろしくなかったらしい。主演の堀江由衣はこの後、何故か赤松健との結婚説が囁かれる。
- TVA『NieA_7』。原作者も認める「糞」アニメ。
- TVA『ドキドキ♥伝説 魔法陣グルグル』。前作からニケ、ジュジュなどの声優が交代。
- TVA『学校の怪談』。やたらパンチラが多かったらしい。アニメ実況が盛んになってきたのはこの頃から?
- TVA『CCさくら』。最終回に武蔵丸が登場するという超展開が物議をかもした、らしい。
- TVA『∀ガンダム』。最終回が有珠山噴火に関する報道特番で延期したらしい。
- OVA『フリクリ』。オサレ。鶴巻和哉初監督作品。the pillowがオタクの間で人気に。
- OVA『夜勤病棟』。派生シリーズ含め公称とはいえ累計15万本売り上げたとかいうお化けアダルトアニメ。総集編除いて20本以上出たのかな。主人公比良坂先生のぶっとんだキャラにみんな夢中になった。
- 劇場版アニメ『人狼』公開。ヒロイン雨宮圭役の武藤寿美は後に監督の沖浦啓之と結婚。ギギギ。
- Webアニメ『あずまんが大王』公開。
- 塩沢兼人死去。
漫画
- ジャンプの連載開始作品としては何かとネタにされることが多かった矢吹健太郎『BLACK CAT』、キユ『ロケットでつきぬけろ!』の他に荒木比呂彦『ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン』、いとうみきお『ノルマンディーひみつ倶楽部』、うすた京介『ピューと吹く!ジャガー』、河下水希『りりむキッス』、尾玉なみえ『純情パイン』など。連載終了作品としては桂正和『I"s<アイズ>』、小栗かずまた『花さか天使テンテンくん』、藤崎竜『封神演義』。どれも割と円満終了だったのかな?他に『こち亀』に超神田寿司が登場。ガモウひろし『ボンジュールジンでボーン!!』、ほったゆみ・小畑健『本能寺炎上』(共に読みきり)が同じ号に掲載。
- サンデーでは原作:森末慎二・作画:菊田洋之『ガンバ!Fly high』、ゆうきまさみ『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』、ながいけん『神聖モテモテ王国』、松浦聡彦『タキシード銀 GINJIの恋の物語』、三好雄己『デビデビ DEVIL&DEVIL 魔と天はパートナー!?』が連載終了。
- マガジンでは野中英治『魁!!クロマティ高校』、本島幸久『空の昴』が連載開始、加瀬あつし『カメレオン』、安童夕馬・朝基まさし『サイコメトラーEIJI』、寺沢大介『将太の寿司』、西山優里子『ハーレムビート』が連載終了。
- その他ではヤングジャンプで奥浩哉『GANTZ』、ヤングマガジンでCLAMP『ちょびっツ』、ビッグコミックスピリッツで高橋しん『最終兵器彼女』、Gファンタジーで氷川へきる『ぱにぽに』が連載開始。
- ガンガンではくぼたまこと『GOGO!ぷりん帝国』が連載終了。
ライトノベル
- 富士見ミステリー文庫創刊。通巻番号1は深沢美潮『菜子の冒険 猫は知っていたのかも。』。創刊ラインナップとしては他に南房秀久『ハード・デイズ・ナイツ レクイエムは君の―』、あざの耕平『Dクラッカーズ 接触―touch―』など。ミステリ読みからの評判はあまりよろしくなかったけれど、硬直化したファンタジア文庫に比べ活きはよかった。
- スーパーダッシュ文庫創刊。まだ当時は存在した同じく集英社のスーパーファンタジー文庫に比べ学園物・男性色強め?創刊ラインナップとしては倉田英之『R・O・D』など。
- 徳間デュアル文庫創刊。SFメインで、多分いわゆるライトノベルレーベルよりターゲットはちょい上。大まかには田中芳樹『銀英伝』、夢枕獏『闇狩り師』など過去の名作の復刊と、上遠野浩平『ぼくらは虚空に夜を視る』など新進気鋭の作家の新作書き下ろしの2パターン。文庫としてはサイズがちょっと大きい。上遠野浩平は他にも電撃文庫で『冥王と獣のダンス』、講談社ノベルスで『殺竜事件』と立て続けに新作を発表し、活動の場を広げる。
- ハルキ文庫ヌーヴェルSF創刊。叢書名通りSFがメインでターゲットはデュアル文庫と被ってたのかな。
- EXノベルズ創刊。ファンタジア文庫の通し番号「1」の田中芳樹『灼熱の竜騎兵』が復刊。
- 電撃文庫(ゲーム文庫、G`s文庫含む)の1年の刊行点数が100点を突破。
- 『猫の地球儀 焔の章』『都市シリーズ 閉鎖都市巴里 <下>』『ブライトライツ・ホーリーランド』が同時に発売され、その方面の人たちが鼻血を出す。
- 時雨沢恵一『キノの旅 ―the Beautiful World―』。電撃小説大賞で受賞は逃すも発売までこぎつけ、成功した代表例。2巻が出る頃には既に「新感覚ノベル」として結構話題になっていた気がする。絵師の黒星紅白は多くのフォロワーを生んだ。ような。
- 神坂一『スレイヤーズ(15) デモン・スレイヤーズ!』。本編はちょうど10年で完結。「すぺしゃる」は「すまっしゅ。」と名を変え現在も継続中。
- 秋田禎信『魔術士オーフェン無謀編』がドラマガでの連載を終了。入れ替わりで『エンジェル・ハウリング』が開始。
- 小野不由美『十二国記』は元々X文庫ホワイトハートから発売されていたが、山田章博による挿絵を除き講談社文庫からも刊行開始。
- 他には吉村夜『魔魚戦記』、秋口ぎぐる『並列バイオ』、中村恵里加『ダブルブリッド』、伊達将範『DADDY FACE』、黒田洋介『無限のリヴァイアス』などが発売。
ゲーム
- ハードとしてはPS2、PSone、ワンダースワンカラーが発売。
- ビッグタイトルとしては『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』(PS)、『ファイナルファンタジーIX』(PS)、『ポケットモンスター 金(銀)』(GB)など。
- 『ファンタシースターオンライン』(DC)は日本初の家庭用ゲーム機用オンラインゲームらしい。
- 『真・三國無双』(PS2)。シリーズ一作目。
- 『高機動幻想ガンパレード・マーチ』(PS)。現在も電撃ゲーム文庫でノベライズが続いている。翌年にはゲームソフトとして初の星雲賞メディア部門を受賞。
- アーケードゲームでは『GUILTY GEAR X』稼動。
- エロゲでは言わずと知れたKeyの『AIR』、オービットのデビュー作『顔のない月』、ジブリっぽい背景美術とたかみちキャラで話題になった、自分がNTRに開眼した作品である『果てしなく青い、この空の下で…。』、ニトロプラスのデビュー作『Phantom -PHANTOM OF INFERNO-』、ヤマグチノボルや桑島由一をシナリオに擁した『カナリア 〜この想いを歌に乗せて〜』など。
- 同人ゲーとしてはTYPE MOON『月姫(完全版)』が冬コミにて発売。
インターネットその他
- Windows 2000、Windows Me発売。世間的には不評だったけど後者には長らくお世話になりました。
- フレッツ・ISDN本格提供開始。ADSLなどに押されてあまり普及しなかった。
- Googleが日本語版サービスを開始。
- Amazon.co.jp、bk1開設。
- ASIMO発表。
- チャットちゃんねる開設。『学校の怪談』の影響で2chアニメ板での実況が問題視されたため。
- オープンソースの国産タブブラウザDonut公開。
- 偽春菜公開。twitterでbot作ってる中にはこれが好きだったって人も多いんじゃないかな。
- 2chにライトノベル板(当初は「ライトノベル・雑誌・エンターティメント板」)開設。自分が「ライトノベル」って名称に慣れ親しんだのはここ。
- 西鉄バスジャック事件(ネオむぎ事件)発生。
- ファイル交換ソフトNapsterがRIAA(米国音楽出版協会)により提訴され、敗訴。
- カメラ付き携帯電話が普及し始める。
- 俺ニュース更新開始。自アンでアンテナ低いと煽られたことがきっかけ。
- 久保帯人事件及び木城ゆきと事件。いいじゃないその人のサイトでくらいその人のウェッブルールを振りかざしても、と思わなくもない。お礼は三行以上お礼は三行以上。
- 「リゾートコミケin沖縄」開催。
- 「ゲーマーズカフェ」「カフェ・ド・コスパ」(キュアメイドカフェの前身)常設運営。「蔵・太平山」コスプレ居酒屋サービスを開始。
- 『バトル・ロワイヤル』(映画)がR-15指定で公開。
- 『仮面ライダークウガ』。平成ライダー第一作。
- 斉藤環「戦闘美少女の精神分析」。
- 新古書店や漫画喫茶に対抗するため、21世紀のコミックを考える会が設立。
- マクドナルドが平日ハンバーガー半額で65円。
- まじかるさゆりん杯開催。
- 2000円札発行。
参考リンク
http://homepage1.nifty.com/chaki-el/anime/tv/2000.htm
http://www.generalworks.com/databank/movie/anime.html
http://ranobe-mori.net/db/
http://www.biwa.ne.jp/~starman/2000/2000jump.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~comefx99/sunday.htm#
http://www.famitsu.com/game/special/2001/02/08/2000_n_top.html
http://websitemap.michikusa.jp/webhistory.html
http://i.impressrd.jp/e/2007/08/24/118
及びwikipediaの各ページ。