第弐回天下一カウボーイ大会に参加した + CyberSpaceCurryboys...
今日8月24日に開催された天下一カウボーイ大会に参加してきました。
http://onosendai.jp/championship2008/
いろいろ考えさせられる内容で、勇気をいっぱい貰いました。
登壇して、お話をされた方々に感謝です。
まとめると
人間の五感が次のアーキテクチャのテーマになっていて、未来が見えてくる。
人間を知る事で、未来がわかる。
過去を知る事で、未来がわかる。
今がいろいろ変わっている最中。
未来を掴む為には、手を動かす事が大事。
カレー。
つらつらとそれぞれの感想を書いてみました。
「21世紀を生きるカウボーイたちへ」by 水口哲也
セガに入る前の活動から、セガに入ってから、そして退社後のQ Entertainment、元気ロケッツの活動を1時間30分で一気に駆け上がっていき、水口哲也とはなんだということをこれでもかと表現した時間だったかなと思います。
印象に残ったのは、水口さんの中に確信たるものがあって、それを実現してきたということ。
振り返ってみるから感じてしまう印象なのかもしれないけれど、本人も「作るものすべてに理由があります」と言っていたので、そうなんでしょう。
その水口さんだからこそ「常に新しい視点が新しい意識を生む」という言葉が出てくる。
改めて『すごい』人なんだと認識させられました
見るべき作品リスト
「文明と文化とAR」 by 鈴木健、安倍吉俊、田中泰生
アイソレーションタンクというものがあることを初めて知りました。
面白そうだなぁと聞いていて率直に思いました。
専門学校生の頃、家族が寝静まったあと温い暗いお風呂に入って色々考えたことを思い出しました。
ちょうどあんな感じのものをもっと追求したものなのだろうなと想像出来ました。
何も感じないという状況が、自分の考えていることが色々払拭されていくのは、すごく刺激的だった。
話を聞いていると、タンクに入るとそれ以上のことが起きるらしい。
広さの感覚が無くなったり、思い出せなかった記憶が思い出せたり。
一度体験してみたいものです。
その他の話は、人間が人間たる本質とはなにかということと、ブレインマシンインターフェイスという言葉が刺激的でした。
そういった脳をコンピューティングするとか話している人達が身体も大事だと言っていたのがちょっと面白かったのと、少し安心しました。
モバイル Eye Trec by オリンパス工業
インスパイア型ユビキタスサービスを求めた結果の一つ。
完全ワイヤレスでメガネとしてきちんと違和感なく付けられ、その上にRSS配信されたテキストが表示される。
このエクスペリエンスは体験して初めて良さがわかる。
ふつふつとわき上がってくる、すごいという感情は押さえきれたもんじゃないですね。
未来が今ここにあるという感覚を味わえます。
ゲームが遊べる時代はいつ頃来るでしょうか。
dolipoに学ぶSNS活用型開発手法 by drikin
すごいソフトを知ってから、GUIを実装するまでの時間が早い。
まとめとして、小物でも大物に負けない為には
- 知恵と勇気で勝負しましょう
- みんなの力をちょっとずつ借りる
- なにはともあれ手を動かそう
- 恐れずに世に問おう
ということはかなり心に刺さりました。
SNSを使った開発方法もこの時代が求められるべきものの一端が見れたのかなと思います。
はじめて読む486」ができるまで by 蒲地輝尚
CPUの発達の仕方をわかりやすく説明してもらえて、ああそういうことなのかと、かなりの部分で納得出来たし、興味をそそる内容でした。
それを知るということはプログラムをする上で大事だ、ということはC言語をある程度出来るようになった身としてはわかりました。
仮想社会計画 by 松田晃一
ソニーで1990年代に仮想世界を模索していた話はかなり刺激的に映りました。そして今セカンドライフ後の仮想世界ブームの中に半身突っ込んでる身としては、感慨深い内容でした。
というか、今やってることが既に10年も前に行われていたというのが衝撃すぎて、かぶりつき過ぎで見てしまいました。
ので、最後のほう駆け足だったのが残念で、残念で。もっと10年前はどうだったのかというのを聞きたかった。
特に5000人のログを調査した部分
- 犬と人間とのチャット回数
- 10回に1回犬としゃべってる
- 犬と遊ぶ人が多いがそのうち下がってくるが
- 人とのコミュニケーションがでかくなる
- イベントはコミュニケーションが大きくなると多くなる
- アイテムの売れ行きはコミュニケーションが増えると増える
とか、参考になるかなと。
その時代と現代で変わっている最大のことがUGCやUCCであり、それこそが次の仮想世界のテーマなのかなと確信しました。
改めて、とても楽しかったです。
私的所有の生物学的起源 by 鈴木健
起源とはなにか、こころとはなにか、変化をさせるとはどういうことなのか。
考える場所をぐっと下げて、改めて考えると、人間とはなにかが見えてくるという発想は面白かったです。
そして、表現物の多様性、存在が表現物になりつつある現代人から見えてくる未来のアーキテクチャと、なんだか不思議な気持ちになりました。
World of Warclaft hacks. by 小野和俊
相変わらずのWoW愛で、楽しく聞かさせてもらいました。
WoWでLua言語を使って拡張(addon)が作れるのは、なんとなく知ってましたが、改めてきちんとプレゼンされるとすごいことだなと思いました。
ユーザーに拡張させるという考え方はやはり今後のMMOの主流になってくるのではないかと、その後他の人と話をしていて思いました。
あとは、Stalkerのようなハラスメント行為が出来てしまうという事実も知れて、そういった危険性も秘めているなと、また別の人と話していて認識しました。
ただ、こういったことをおおっぴらにトンと世の中に出せてしまう日本の企業があると、良いかなと思いました。韓国やアメリカからこういった流れは出てきているので。
History of Windows and beyond... by 楠正憲
windowsの歴史をエミュを使ってDEMOしてくれたことに感激でした。
あの時代生まれてなかったり、PCを触れていなかったので、ああいったものがwindowsの文脈として流れているのだなと認識できただけでも良かったです。
また、簡単にいろいろなアイディアが実現出来る場所を作りたいという発想は、いまいろんなところで、いろいろな人達が挑戦しているので、その一つとして成功して欲しいし、新しい視点を僕らに示して下さい!
私とMacとiPhoneと by 近藤誠
iPhoneをみごとに乗りこなしていて、楽しそうだなぁと見ていました。
iBreakOutで感嘆の声を上げなかった一人でもあるんですが、*1ああいったアイディアを実行する素直さは、自分の忘れていたものを呼び覚ましてくれたかなと思いました。
あんだけ感嘆の声が聞かれた事に驚いたんですが、やはりまだまだ通信部分のインターフェイスを知らない人が多いんだなぁと思った次第です。
ゲームポリモーフィズムはこれからのネトゲの課題なのかな。
ViZiMoとかそういった流れを組めそうだよね。
詩は爆笑しました(笑)
新しいデスクトップ環境の提案 by 筧豪太
新しいデバイスを作ってしまうというハードハックは考えもしないことだったので、大変興味深く聴きました。
結構適当に作っているように見えて、きちんと考えられている仕組みも大変勉強になった。
エモーショナルデバイスはなんかどっかで聴いた事があって、そういう分野もあるのかーくらいだったけど、こういったDEMOを見せられると、わかった気がします。
人間のI/OをHackする by 稲見昌彦
昔見た、光学迷彩を実現しているビデオの人がしゃべっていると気づいたときは、衝撃でした。
ああああああああああああああああ、あの人かあああああああああああああ。
という感じに。
アイディアがあってそれを技術に落とし込むところを実際にやってしまっている人というのは、見ていて楽しい。
以前見たときはよくわからなかった、あの映像を改めて説明されて、実装の方法とかが良くわかって、なるほどなーと思ったりしました。
荒野に出よという訴えをしっかり受け止めたいと思いました。
PlayStation CAMP by SCE
ゲームやろうぜ!が前身と聞いて、ああそんなのもあったなぁと懐かしく思いました。
ここからどこでもいっしょやXIが生まれていたんですね。
面白いゲームが出来てくることを楽しみにしてします。
alty party
なんかバブルがそこにあるという感じで、違う世界を見た気がしました。
大変貴重な体験をさせてもらって、楽しかったです。
ビンゴは当たりませんでした。