ペンタックスK-5は他のペンタックス機からアップグレードする価値のあるカメラ

PopPhotoに、ペンタックスK-5のレビューが掲載されています。

Lab Test: Pentax K-5

  • K-5はPopPhotoのラボテストで、ISO80-400までの感度で最高(Excellent)の評価を獲得した。これは最近の厳しい基準のテストではペンタックス機で初のことだ。解像力は2590ラインで16MPセンサーとしては素晴らしい。オリンパスE-5は2270ラインで、ペンタックスがライバルに若干優っている。
  • 色再現性も最高(Excellent)の評価で、それほど高い評価ではなかったK-7から進歩している。
  • ノイズリダクションは極めて弱く、ノイズはペンタックスのハイエンド機としては議論の余地がある。とは言うものの、ISO400までは低ノイズで良好な評価で、ISO1600までは許容範囲内。ISO3200では、許容範囲外すれすれ。
  • 位相差AFのスピードテストではK-7よりも若干の進歩が認められ、暗所では遅くなるものの、明るい場所では速い。しかし、依然としてAFはペンタックスの一眼レフの欠点だ。コントラストAFは適度に速い。動画はシャープで、色再現も良好。
  • あなたがステップアップしたいと思っているペンタックスユーザーなら、K-5はK-7や他のペンタックス機から価値のあるアップグレードだ。頑丈なカメラでデジタル一眼に入門しようと思っている人には最も経済的なカメラで、E-5よりも安価。
  • レンズに関しては、オリンパスはピカ一であるものの、ペンタックスの同等なレンズはずっと安い傾向がある。加えてペンタックスには多くの美しい単焦点レンズが揃っている。解像力や連射速度など全てを総合的に考えると、K-5が勝者だ。

 

 

GANREFのテストではK-5の解像力が少し低目に出ていましたが、PopPhotoのテストではK-5は2590ライン(D7000は2390ライン、60Dが2600ライン)ということなので、解像力に関しては特に問題はなさそうですね。

ノイズに関しては、ここではノイズリダクションが極めて弱いという指摘がされていますが、K-5はノイズリダクションを細かく調整できるので、これも好みに合わせて調整すれば問題なさそうです。

このレビューでは随所でK-5をE-5と比較していますが、タフなフィールドカメラという意味でE-5が直接のライバルと見なされているんでしょうかね。