Microsoft Officeを使う価格
Microsoft OfficeはWordから始まりExcelやPowerPoint、Outlookなどの個別プロダクトが増えたことでOfficeというセット販売が定着しました。
マイクロソフトOfficeの現在の最新版は「Office 2016」です。
「Office 2016」には、主に、永続ランセンス型(Office 2016)、サブスクリプション型 (Office 365 Solo)の二つのエディションがありますが、それぞれの価格を比較してみました。
永続ランセンス型Office 2016
永続ランセンス型Office 2016(以下では省略してOffice 2016と書きます)は以下のような特徴があります。
買い切り型のOffice
Office 2016は買い切り型で、購入後、最新Officeを使わないなら、追加料金なく永遠に使えます。
実は、Office 2016を永遠に使えると言っても、サポート期限があります。
永続ランセンス型Officeは製品発売後、5年間のメインストリームサポートと、5年間の延長サポート(合計約10年間)を提供しています。
サポートが切れると、セキュリティ更新プログラムが受けられなくなりますので、情報漏洩、業務停止などの脆弱性が常にさらけ出されてしまいます。だから、永続版と言っても、安全に使えるのが十年間だけです。
最大2台のWindows/Macで使える
Office 2016を最大2台のWindows或いは2台のMacにインストールできます。
Office 2016をさらに、Windows用とMac用に分けられます。
Office 2016のWindows版プランの価格とその使えるOfficeアプリは以下の通り:
- Office Personal 2016 (32,184円、Word 2016、Excel 2016、Outlook 2016)
- Office Home & Business 2016 (37,584円、Word 2016、Excel 2016、Outlook 2016、PowerPoint 2016 、OneNote 2016)
- Office Professional 2016 (64,584円、Word 2016、Excel 2016、Outlook 2016、PowerPoint 2016 、OneNote 2016、Access 2016、Publisher 2016)
Office 2016のMac版プランの価格とその使えるOfficeアプリは以下の通り:
- Office Home & Student 2016 for Mac(25,704円、Word 2016、Excel 2016、Outlook 2016、PowerPoint 2016 、OneNote 2016)
- Office Home & Business 2016 for Mac(37,584円、Word 2016、Excel 2016、Outlook 2016、PowerPoint 2016 、OneNote 2016)
サブスクリプション型 Office 365 Soloの価格
サブスクリプション型 Office 365 Soloの登場で、Microsoft Officeを購入する時の選択肢が多くなりました。
そもそもOffice 365 Soloとは何でしょうか?
月額或いは年額制のサービス
Office 365は使用料を支払っている間だけMicrosoft Officeを使うことができるサブスクリプションサービスで、月額或いは年額で契約できます。
Office 365 Soloを公式サイトで、月額1274円、年額12,744円で契約できます。
常に最新のOfficeが使える
マイクロソフトOfficeは大体3年で新しいバージョンが発売されます。Office 365は契約期間中なら、無料で最新Officeへアップグレードできます。
永続ライセンス型Office 2016なら、最新Officeを使うには、購入する必要があります。
2台のPC(MacかWindows)で使える
永続ライセンス型Office 2016なら、MacとWindowsの両方で使うためにOffice for MacとWindows用のOfficeを別個に購入する必要があります。
Office 365 SoloであればMac 2台、MacとWindows 1台づつ、Windows 2台と柔軟に対応できます。
すべてのOfficeアプリが使える
永続ライセンス版のOffice2016はエディション(Home and StudentとかPersonalとか)によって使えるオフィスアプリに制限があります。
Office 365 Soloではすべてのオフィスアプリが使えます。
OneDriveが 1TB使える
Office 365 Soloにはマイクロソフトが提供しているクラウドストレージサービス『OneDrive』の1TB利用権が付きます。
永続ライセンス型Office 2016はOneDriveを15GB無料で利用できるが、それ以上の容量を使いたい場合は、100GBの追加で1ヶ月あたり190円必要となります。
Office 365 SoloとWindows版Office2016の価格表
価格 |
Office 365 Solo |
Office Professional 2016 |
Office Home & Business 2016 |
Office Personal 2016 |
1年 |
12,744円 |
64,584円 |
37,584円 |
32,184円 |
2年 |
25,488円 |
64,584円 |
37,584円 |
32,184円 |
3年 |
38,232円 |
64,584円 |
37,584円 |
32,184円 |
4年 |
50,976円 |
64,584円 |
37,584円 |
32,184円 |
5年 |
63,720円 |
64,584円 |
37,584円 |
32,184円 |
Office 365 SoloとMac版Office2016の価格表
価格 |
Office 365 Solo |
Office Home & Business 2016 for Mac |
Office Home & Student 2016 for Mac |
1年 |
12,744円 |
37,584円 |
25,704円 |
2年 |
25,488円 |
37,584円 |
25,704円 |
3年 |
38,232円 |
37,584円 |
25,704円 |
4年 |
50,976円 |
37,584円 |
25,704円 |
5年 |
63,720円 |
37,584円 |
25,704円 |
Microsoft Officeをどう使えばお得か?
以上で、永続ランセンス型Office 2016、サブスクリプション型 Office 365 Soloそれぞれの特徴及び価格についてご紹介しました。
では、Microsoft Officeをどう使えばお得ですか?
2年以下ならOffice 365 Solo、3年以上ならOffice 2016
永続ランセンス型Office 2016、サブスクリプション型 Office 365の価格表からわかることは、Office 2016を何年使うかによって損得が決まることです。
Office を2年以下しか使わないならOffice 365 Soloが圧勝です。
Office 365 Soloを2年以上使うと、価格がOffice 2016を上回ります。
これで、Office を三年以上使うなら、Office 2016がお得になります。
WindowsとMac両方で使うなら、Office 365 Solo
WindowsとMac両方を使っている方にとっては、Office 2016をOffice for MacとWindows用と別個に購入するより、MacとWindows 1台づつと利用できるOffice 365 Soloがお得。
常に最新Officeを使うなら、Office 365 Solo
Office 365 Soloは契約期間中なら、無料で最新Officeへアップグレードできます。永続ライセンス型Office 2016なら、最新Officeを使うには、購入する必要があります。
今、Office 365 Soloを年額で契約すると、2018年下期にリリース予定の「Office2016」の次期版「Office2019」へ無料でアップグレードできます。「Office2019」プレビュー版はリリースしました。
「Office2019」について、詳しい内容を以下のブログをからご覧ください。