2015.01.05

豊かなライフスタイルの選択に、地方創生の鍵がある!~社長不在で回る会社を

宮崎滞在中は社員と積極的にディスカッション

"社長が留守"でも成長できる会社をつくる

アラタナは、100名を超える全社員が宮崎本社に、代表の私だけ東京在住という変わった経営スタイルをとっています。宮崎のオペレーションは他の役員とメンバーに任せて、私は"新たな芽"を探すことを仕事にしています。

宮崎宮崎と言いながら東京かよ!というつっこみもよくいただきます。でも、それがアラタナらしさでもあるんです。通常、社長が会社にいないって、ダメなことですよね? それでもまわせる強力なメンバーを宮崎で採用できているということが強みですし、この働き方が許されているのは私自身、幸せなことだと思っています。

アラタナには、年間1,000名を超える採用エントリーがあります。なかには、大手企業の幹部や役員、経験をつんだ有名エンジニアも少なくありません。そういったダイバーシティ化したチームが"社長が留守"でも成長できる会社をつくりあげているのだと思います。東京では、報酬や成長性などが転職の動機になるかと思いますが、アラタナでは"新しいライフスタイル"を求めて転職する人も多く、それを実現するためには、"自ら収益性の高いビジネスを生む"必要があるのです。結果としてそれが成長の源泉になっているように思います。

勉強会の開催も活発

宮崎と東京のよさを掛け合わせる働き方

私は、2014年6月から東京に住んでいますが、その前の1年間は宮崎でプロダクト開発に専念していましたし、そのさらに1年前は東京に住所がありました。そのため、宮崎のいいところと東京のいいところがハッキリとよく分かります。宮崎のいいところは、働く環境と、なんといっても生活コストが安いという点でしょうか。例えば、東京で家族で生活するとなると、ちょっと郊外のマンションを借りて、通勤に満員電車で毎日往復2時間なんてこともあると思います。

ところが、宮崎のアラタナ社員は8割以上が徒歩か自転車通勤。通勤のストレスから解放された時間をクリエイティブな時間に使ったり、家族とプライベートを楽しんだりすることができます。そして、私が昨年住んでいた宮崎のマンションは、新築2LDK駐車場2台付き、会社まで歩いて数分という環境で67,000円です。東京に住んでいる人からすると笑うしかありません。さらに本社から空港までは電車で10分かからないという最高の環境です。ただし、その電車が1時間に1本しか出てないというのが玉にキズですが。

一方、東京の魅力も当然感じています。面白い人との出会いは絶えませんし、勉強会やイベントも多い。ベンチャーキャピタルも東京に集中しているので、ファイナンスのチャンスもあります。地方でこういった機会に"飢えていた"自分にとって、東京に住んで活動する期間はよりハングリーに動けているのかなと思っています。

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