小惑星探査機「はやぶさ」がケーキになって復活
2010年6月17日に、およそ7年におよぶ任務を終えて地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」を模した立体ケーキが作られました。
このちょっとアメリカンな雰囲気漂う立体的なケーキは、北海道・小樽にあるオンライン通販とデリバリー専門のショップ「M CAKES」がある人物の依頼により製作したもので、バランスを取るのが難しそうな「はやぶさ」をうまく形にしています。
ケーキのメイキング風景は以下から。まずはおおまかに設計図を書くところから。
さっそく本体から作り始めます。
ずらずらと並べられた小さな黒い物体には、上に画びょうのようなパーツを組み合わせて串刺しに。
本体に組み合わせると、イトカワに着陸する際、姿勢制御の要となった2液スラスタになりました。
本体のある1面に黒く四角いパーツが組み合わせられました。
白いパーツを重ねると、動力となったイオンエンジンの形が現れてきます。
逆側には望遠レンズなどを取りつけます。
側面にも四角いパーツをつけていきます。
だんだんとそれらしい形になってきました。
本体部分に続いて、太陽電池パネルを作っていきます。
本体上に乗せ、アンテナも取りつけるといよいよ「はやぶさ」らしいフォルムに近づいてきました。
色を塗ると一気に印象が変わります。はやぶさの模型よりもワントーン明るい色でぬられているので、丸いフォルムも相まってかわいい感じに仕上がっています。
そして、仕上げに地球帰還時に稼働していたイオンエンジンのスラスタだけを青く彩ります。右上のスラスタBが本来作動していた部分らしいのですが、ちょっと位置がずれて左上のスラスタAに明かりがともってしまいました。ともあれ、細かいところまでよく作り込まれています。
クリスマスケーキとして製作されたので、台座にプレートをつけて完成です。
製作費は1万円、依頼のタイミングは11月で、12月末のパーティに間に合うようにというリクエストだったとのこと。デザインを除く製作期間は4~5日とのことですが、このケーキの場合は1~2日でパーツを作った後、一晩で一気に仕上げての完成だったということです。
完成した「はやぶさ」のケーキは依頼主の手に渡った後、北海道から東京まで輸送されましたが、大きな型崩れはなくいろいろな人の目に触れたということで、しっかりとした作りになっていたようです。
今回の「はやぶさ」のみならず、「M CAKES」ではファミコン型のケーキや人形型のケーキなど、とても楽しい見た目のケーキが作られ、その写真が公開されています。全国発送に対応しているので、興味のある人は好きなモチーフのケーキを注文してみてもいいかもしれません。
3DケーキのM CAKES [YONOJI+CAKES] - 北海道から3D超立体バースディケーキを全国発送いたしております。お取り寄せスイーツ通販。
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