Intelが最大600GBの新型SSD「320シリーズ」を発表、「HDDなど恐るるに足らず」と言わんばかりのムービーも
Micron Technologyと提携してSSDを手がけているIntelが第3世代となる新型SSD「320シリーズ」を発表しました。
記録容量は最大600GBとなっており、さらに最新の25nm製造プロセスを採用することで本体価格がリーズナブルになったほか、HDDとパフォーマンスを比較した強気のムービーも公開されています。
詳細は以下から。
Intel Announces Third-Generation SSD: Intel Solid-State Drive 320 Series
Intelのプレスリリースによると、同社は新たに第3世代のSSDとして「320シリーズ」を発売するそうです。ラインナップは2.5インチモデルが40GB、80GB、120GB、160GB、300GB、600GBの6種類で、1.8インチモデルが80GB、160GB、300GBの3種類。
同モデルは最新の25nm製造プロセスを採用することで、さらなる高コストパフォーマンスを実現しているほか、HDDからの乗り換えを希望するユーザーに向けた機能として、データセキュリティ機能の拡張として128bitのAES暗号化サポートや電力損失管理、革新的なデータ冗長性の機能を備えているとのこと。
データ読み書き速度はこんな感じ。600GBモデルの場合、読み込みは毎秒最大270MB、書き込みは毎秒最大220MBです。
ランダムデータの読み書き速度。ちなみに「IOPS」とは「Input Output Per Second」の略で、1秒間に可能なI/O(リード/ライトの処理)の回数をあらわすもの。
これが320シリーズ本体。
ノートパソコンのHDDと置き換え可能です。
平均故障間隔120万時間のMLC(マルチレベルセル)モデルとなっており、サーバーなどにも利用可能。
パッケージはこんな感じ。
なお、1000台出荷時の1台あたりの単価は40GBモデルが89ドル(約7300円)、80GBモデルが159ドル(約1万3000円)、120GBモデルが209ドル(約1万7000円)、160GBモデルが289ドル(約2万4000円)、300GBモデルが529ドル(約4万3000円)、そして600GBモデルが1069ドル(約8万7000円)となっており、いずれも3年間の製品保証が付いています。
また、Intelが320シリーズと7200回転対応のHDDを比較したデモムービーも公開中。最初に行われた起動速度対決ではSSDが5倍近い速度で圧勝。
YouTube - Intel Solid-State Drive 320 Series Boot Demo
オフィスソフトを立て続けに開くマルチタスク対決でも3倍以上の差が出ています。
YouTube - Intel Solid-State Drive 320 Series Corporate Workload Demo
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