「アッオー」「うーえべ」などのICQ懐かしサウンドをスマホで楽しめる「ICQ響板」
1990年代にインスタントメッセンジャー(IM)として圧倒的な人気を誇っていたのが「ICQ」。名前は「I seek you」に由来したもので、イスラエルのMirabilis社が開発したソフトです。
特にこのソフトの印象的なところはそのサウンド。起動時には汽笛のような音が鳴り響き、メッセージを打っている最中にはタイプライターのようなカタカタというタイプ音、メッセージを受け取ると高らかに「アッオー(カッコー)」と叫び、URLを送られると「うーえべっ」と謎の呪文を唱え、ファイルを受け取ったときには渋い男性の声で「Incoming file transport」と教えてくれる、そんなICQのサウンドをスマホ上で楽しめるアプリが「ICQ響板」です。
ICQ響板 - Android マーケットのアプリ
Androidマーケットで「ICQ」のフレーズで探すと、公式クライアント(ICQ Messanger)の次に出てきたのがコレ、「ICQ響板」。
無料アプリなのでさくっとダウンロード。
インストール完了、ホーム画面にアイコンを配置しました。このアイコンはICQオリジナルのアイコンと似ていますが、花びら部分がすべて緑色になっています。
アプリを起動するとこんな感じで画面にずらずらと名前が並びます。これをタップするとサウンドが再生されるというわけ。
「Start Up 1」と「Start Up 2」が起動音です。
「ICQ響板」でICQ起動音を鳴らしてみた
ICQを使っていて頻繁に聞く音といえば新着メッセージがあったときに鳴る「アッオー」。「ICQ響板」では「New Message 1」で聞くことができます。
「ICQ響板」でICQのメッセージ新着音(アッオー)を鳴らしてみた
URLが送られてくると「うーえべ」という謎の音は「Url 2」という名前。一体、本当は何と言っているのでしょうか……。
「ICQ響板」でURL受信音(うーえべ)を鳴らしてみた
ファイル受信時、デフォルトだと「Incoming File Transport」という男性の声がお知らせしてくれていました。ファイル名は「Incoming File Transport MAN」で、ファイル受信が完了すると「File Done」の音が鳴ります。
「ICQ響板」でファイルを受信した時の効果音を鳴らしてみた
なお、アプリのサウンドリストのトップには「Hot Mix」という、効果音を使って作られたオリジナル音楽が入っています。
ICQの効果音を使って作られた「Hot Mix」
好きな音の名前のところを長くタップすると、サウンドを呼び出し音、通知音、アラーム音として設定することも可能です。
ちなみに、今でもICQは現役で、それどころかLinux版、iPhone版、Android版とプラットフォームの幅を広げて展開しています。ただ、日本語の送受信はもちろん問題ないものの、相変わらず日本語版は用意されておらず、有志が言語ファイルを配布しています。
Download ICQ for mobile – Free SMS to your friends!
日本語化関係 - IM-NET
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