スマホと家電のハブになる次世代無線LAN規格対応ルーター「Almond+」
理論値1Gbps以上の高速通信ができる次世代無線LAN規格IEEE 802.11acに対応し、家電用センサーネットワークとスマートフォンをつなぐハブにもなるタッチパネル搭載の無線LANルーター「Almond+」の開発と量産を目指すプロジェクトがアメリカのクラウドファンディングサイト
Kickstarter上で展開中です。
Almond+ : 802.11ac Touchscreen WiFi Router + Smart home Hub by SECURIFI ― Kickstarter
「Almond+」を開発しているSECURIFIの社の創業者Rammohan Malasani氏。
前モデルの「Almond」はこんな感じ。
数々のメディアのレビューで高い評価を獲得することができた、とのこと。
Amazonのルーター部門のユーザー評価でトップを獲得。
その成功を受けて開発された次世代モデルが「Almond+」。
本棚にもピッタリ収まるサイズ。
タッチスクリーンを搭載。
ソフトウェアキーボードを使用すればユーザー名やパスワードの入力が楽。
無線LANの次世代規格IEEE 802.11acに対応し、理論値では前モデルより約4倍高速。
1台で複数の部屋にある、複数のデバイスをインターネットに接続可能。
背面にはLANポートを搭載。
壁掛けでの使用も可能。
スマートフォンのハブとしても機能するので、例えばエアコンを「Almond+」のネットワークと接続しておけば外出先からコントロールをすることができます。
ZigBeeやZ-Waveといったセンサーネットワーク対応機器との接続も可能。
実際に電気をつけたり消したりしているデモを納めたムービーは以下で見られます。
Almond+ Demo at CES 2013 with Doc Brown - YouTube
高速の無線LANルーターとスマートフォンハブとしての機能を備えつつも、目標実売価格は99ドル(9200円前後)。
プロトタイプからの進化はこんな感じ。
最新版のバージョン3では薄型化に成功しているようです。
外観は以下の通り。
カラーバリエーションは3色。
802.11ac対応のルーターやZIGBEE対応ハブ、タッチスクリーンなどを別々に購入すると5倍以上の価格になるとのこと。
類似の製品と比べても多機能で低価格。
現在このプロジェクトは出資者を募集中で締め切りは日本時間の3月9日午後7時19分まで。95ドル(8740円前後)と送料30ドル(2760円前後)を支払えば「Almond+」が完成した際に1つ送ってもらうことが可能ですが、 Z-Wave規格はオーストラリアやニュージーランド、香港のみで使用可能とのことなので注意が必要です。何はともあれ、既に一度「Almond」を完成させているだけに、同種のプロジェクトよりは最後まで完走して完成させる確率がかなり高いため、25万ドル(約2300万円)の目標に対して既に2倍の50万ドル(約4600万円)が集まっており、期待大です。
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