米Wikiaは11日、ユーザーの協力によってコンテンツを集積していくニュースサイトを無料で構築できるサービス「OpenServing」を開始したと発表した。
このサービスの特徴についてWikiaは「無料のソフトウェア、無料の帯域、無料のストレージ、無料の計算パワー、無料のコンテンツ、そしてWikiaと提携するブロガーとWebサイト管理者に対して広告とその収益の100%を提供すること」であると述べている。
OpenServingには、Wikiaが最近買収した「ArmchairGM.com」の技術が採用されている。ニュースを投稿したり、ユーザーが意見を書き込んだり、投票によってトップページに表示されるニュースが変わる仕組みなど、多くのソーシャルニュースサイトに見られるような形式のサイトを簡単に構築できる。
OpenServingを管理しているWikiaにリンクが張られる以外、広告収入の100%がブロガーや管理者に提供されてしまうため、Wikiaがどのようにサイトを維持し、ビジネスを成立させるのかに疑問が生じる。これについてWikiaの創業者で会長であるJimmy Wales氏は「我々はビジネスモデルの答えをすべて持っているわけではないが、我々がいつもそうだったように今も自信を持っている。それは我々のコミュニティの知恵が勝つということだ」と説明している。
関連情報
■URL
OpenServing(英文)
http://www.openserving.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.wikia.com/wiki/Wikia_unveils_OpenServing
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/12/12 12:04
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