コマンドプロンプトで実行するプログラムが無限ループに陥ってしまった場合は,Ctrt+C,Ctrl+Z,Ctrl+Qなどのキー操作で停止させられる可能性が高いです。PHP,Perl,Rubyなどの言語はCtrl+Cでスクリプト・エンジンが停止するので,実行中のスクリプトごと停止できます。なおVBScript/JScriptといったWindows Script Host(WSH)はこうしたインタプリタとは違い,コマンドプロンプトでの制御が効かないようです。WSHについてはWindowsプログラムとして暴走対策をする必要があります。
一般的なWindowsプログラムで無限ループなどの暴走が発生した場合,手っ取り早いのはリセットボタンです。もちろん再起動後にchkdiskなどでファイルやディスクの検査,確認は必要です。正しい対処法としては,プログラムの暴走で明らかにWindowsの反応が鈍くなった場合,暴走プログラムにCPU使用率を100%取られている可能性があります。Ctrl+Alt+Deleteキーでタスクマネージャを起動して「プロセス」タブを開きます(図14)。CPU占有率で100に近いものを確認してください。通常ならば「アプリケーション」タブで反応がなくなったプログラムを確認し,「タスクの終了」で強制的に終了させられます。
図14●タスクマネージャの「プロセス」タブでCPU占有率が高いプロセスを確認する |