クラウド型の請求書管理サービス「Misoca(ミソカ)」を提供するスタンドファームは2014年11月4日、Misocaで作成した請求書に回収保証を付けられるサービスを開始した(関連記事)。小規模事業者が利用しやすいように1通からでも回収保証を付けられ、手続きもオンラインで完結する(図1)。中小・零細企業や個人事業主の取引活発化を狙う。
回収保証サービスはスタンドファームが、企業間取引サイトなどを運営するラクーンの連結子会社で売掛債権保証サービスを提供するトラスト&グロースと提携することで実現した。提携によって、Misocaで請求書作成や発送をする際、画面上から保証を依頼できる。取引先には通知されないため、取引先に知られることなく保証がかけられる。取引先から入金されなかった場合、トラスト&グロースから支払いを受けられる。未入金判明後、最短10営業日以内で保証は履行される。
保証料は10万円以下の保証に対しては保証料800円。10万円超の保証については1万円につき80円で保証希望金額を設定して利用できる。Misocaは現在、フリーランスや個人事業主を中心に2万事業所以上が使っているという。Misocaによる請求書の作成は無料で、オプションの請求書郵送代行を利用する際、1通180円の料金が発生する。
スタンドファームは、4月にディー・エヌ・エーの子会社であるペイジェントと提携しBtoBクレジットカード決済サービスを提供するなど(関連記事)、請求書管理を核にサービスの強化を続けている。