国道127号
国道127号(こくどう127ごう)は、千葉県館山市から木更津市に至る一般国道である。
一般国道 | |
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国道127号 | |
内房なぎさライン | |
地図 | |
総延長 | 74.3 km |
実延長 | 74.3 km |
現道 | 74.3 km |
制定年 | 1953年(昭和28年)指定(1963年(昭和38年)短縮) |
起点 | 千葉県館山市 南総文化ホール前交差点(北緯34度59分29.69秒 東経139度52分24.80秒 / 北緯34.9915806度 東経139.8735556度) |
終点 | 千葉県木更津市 桜井交差点(北緯35度22分4.52秒 東経139度55分37.26秒 / 北緯35.3679222度 東経139.9270167度) |
接続する 主な道路 (記法) |
国道128号 国道410号 国道465号 国道16号 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
概要
編集千葉県内の100番台国道で唯一の全線指定区間国道。起点の館山市から東京湾に沿って北上し、房総半島の西岸に位置する南房総市・安房郡鋸南町・富津市・君津市を経て、終点の木更津市に至る路線で、千葉県の南地域を結んでいる。
別名「内房なぎさライン」とも呼ばれ、途中、幅員が狭いトンネルが多く、一部区間は交通規制(連続雨量規制)区間もある。また、集落部では急な直角カーブや幅員の狭い区間も数多くあるが、富津館山道路(A'路線、有料道路)、館山バイパスや、君津市から終点の木更津市の一部区間において、片側2車線の複線化がなされている箇所もある。
路線データ
編集歴史
編集国道指定当初は館山市から県都千葉市に至る路線であった[4]が、1963年(昭和38年)に終点側の木更津市から千葉市が一級国道16号(横浜市 - 横須賀市)および二級国道129号東京環状線(横浜市 - 千葉市)とともに一級国道16号として指定されたため[5]、国道127号は残余区間である館山市から木更津市までの路線となった[6]。
年表
編集路線状況
編集バイパス
編集愛称
編集重複区間
編集- 国道465号(富津市・湊交差点 - 富津市・佐貫交差点)
道路施設
編集橋梁
編集- 湊橋(湊川、富津市)
トンネル
編集- 小山野トンネル(富津市 - 君津市)
トンネル改良
編集富浦町から富津市竹岡にかけての区間は狭幅のトンネルが連続している。
これらのトンネルは建設から多くの時間が経過しており、大型化の進んだ現代の大型車にとって建設当時を基準とする断面では狭く、通行に支障を来している[9]。ただし、各トンネルは最低でも両側2車線かつ5.5 - 5.6 mの道路幅員を確保[10]しており、国の道路構造令を根拠とすれば改良済み区間とされるのであるが、現在の必要建築限界では最低でも幅員8 mを定めており[10]、大幅に下回っていることになる。
明鐘岬付近のトンネル群は歩行者・自転車の通行は危険である。2014年現在、拡幅の予定はないが、バイパス計画がある(国土交通省千葉国道事務所)。
道の駅
編集歩道
編集南房総市富浦町から富津市竹岡にかけての約23 km区間では、歩道の未整備による歩行者や通学路としての安全性が疑問視されており、沿線自治体は早期改善を国に対して要望してきた[11] 。これに対して、国は視察を通じて対策に乗り出し、2009年には交差点の改良や歩道の整備、老朽化した橋の架け替えや一部のトンネルの改良が決定した[12]。
交通規制
編集区間 | 規制内容 |
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南房総市富浦町南無谷(10.1 kp) - 南房総市小浦(12.8 kp) | 連続雨量200 mm |
安房郡鋸南町元名(22.6 kp) - 富津市金谷(24.1 kp) | 連続雨量200 mm |
富津市金谷(25.9 kp) - 富津市海良(33.9 kp) | 危険が予想される場合 |
地理
編集通過する自治体
編集交差する道路
編集国道127号を題材とした歌曲
編集千葉県木更津市で結成された、ヤンキー系バンドである氣志團の1stアルバム作品『1/6 LONELY NIGHT』に収められた楽曲『國道127號線の白き稲妻』は、国道127号を舞台にした楽曲で知られる[13]。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b “一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年9月22日閲覧。
- ^ a b c d e f g “表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月8日閲覧。
- ^ “一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年10月26日閲覧。
- ^ a b ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令(昭和28年5月18日政令第96号)の原文があります。
- ^ a b ウィキソースには、一級国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令(昭和37年5月1日政令第184号)の原文があります。
- ^ a b ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令(昭和37年5月1日政令第184号)の原文があります。
- ^ “道路愛称名”. 千葉県 (2010年12月16日). 2013年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月7日閲覧。
- ^ “内房なぎさライン” (PDF). 千葉県. 2011年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月7日閲覧。
- ^ “狭小トンネルの国道127号 沿線3市町が改善へスクラム”. 房日新聞. (2008年12月19日) 2012年9月22日閲覧。
- ^ a b “国道127号の狭小トンネル 国交省関係者が現地視察”. 房日新聞. (2007年9月26日) 2012年9月22日閲覧。
- ^ “国道127号整備 3市町で検討会設立”. 房日新聞. (2008年12月25日) 2012年9月22日閲覧。
- ^ “国道127号 国交省 安全対策を予算化 地元の訴え早期に実現”. 房日新聞. (2009年4月23日) 2012年9月22日閲覧。
- ^ 佐藤健太郎 2014, p. 239、「生まれ故郷の歌」より。
参考文献
編集- 佐藤健太郎『ふしぎな国道』講談社〈講談社現代新書〉、2014年。ISBN 978-4-06-288282-8。
関連項目
編集外部リンク
編集- 国土交通省関東地方整備局
- 千葉国道事務所:全線を管理
- 国道127号安全走行マップ
- 国道127号に関連する地理データ - オープンストリートマップ