Adobe PageMaker
アメリカのDTPソフト
Adobe PageMaker(アドビ・ページメーカー)とは、かつてアドビシステムズ(現アドビ)の開発・販売していたDTPソフト。当初アルダスによって開発されたが、バージョン5時にアドビシステムズによりアルダスごと買収された。
開発元 | アドビシステムズ |
---|---|
初版 | 1985年 |
最新版 |
7.0.2
/ 2001年11月 |
対応OS | Mac OS 9.1, 9.2.1, 9.2.2、Windows NT 4.0, Windows 2000, Windows XP[1] |
後継 | Adobe InDesign |
サポート状況 | 終了 |
種別 | DTP |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | Adobe PageMaker 7 |
最終バージョンは7.0.2(2001年11月リリース)。
来歴
編集1985年に最初のバージョンが発表され、当時唯一のWYSIWYG環境であったMacintoshによるDTPという市場を切り拓いた。DTPという概念自体、このアプリケーションを世に問うために、アルダス社社長ポール・ブレイナードが考案したものである[2][3]。
特徴
編集ボックスを使わずに、紙面上の任意の場所に文字や画像を配置することができるなど、直感的な操作性を特徴とする。また、パソコンによるDTPソフトとしてはかなり初期の段階でカラー対応を果たしている。
1999年にアドビシステムズではアルダスが開発していたInDesign[4]を継続開発し、QuarkXPressに対抗するDTPソフトとして販売を始めた。同社によると、デザイン要素の強いレイアウトワークにはInDesignを、ビジネスドキュメントにはPageMakerを、大量のマニュアルなどにはFrameMakerを、というように分類していたが、PageMakerからInDesignへの移行を推進し[5]、2005年にはアドビストアでは PageMaker 7からInDesign CS2へのアップグレード版が販売された(InDesign CS2ではPageMaker 6.0以降のファイルを変換出来る)[6]。
歴史
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関連用語
編集脚注
編集- ^ Adobe PageMaker 7 必要システム構成
- ^ IT業界の開拓者たち 第22回 ページメーカーを作った男 脇英世
- ^ 小平 尚典『シリコンロード―日米46人のキーマンによる“パーソナルコンピュータ”史』ソフトバンククリエイティブ、1993年。ISBN 978-4890523245。
- ^ Pamela Pfiffner、井上 務、新丈 径『The Adobe Story -出版革命をデザインした男たち-』アスキー、2003年。ISBN 978-4756143754。
- ^ 最新情報 InDesignへの移行 InDesignへの移行について詳しくはこちら。PageMakerユーザ用のInDesignコンバージョンガイドや豊富なリソースを紹介
- ^ アドビ システムズ 株式会社がパブリッシングとデザインに革新をもたらすAdobe InDesign CS2 日本語版を発表
- ^ MS‐Windowsとは何か ウィンドウがパソコンを変える (1991). Emuesu uindōzu towa nanika. Waki, Hideyo, 1947-, 脇, 英世, 1947-. 講談社. ISBN 4061328530. OCLC 673235775
- ^ DTPソフトの元祖「Adobe PageMaker 6.0J」が、4月22日に発表された。
- ^ アドビ、ページレイアウトソフト「Adobe PageMaker 6.5J」を発表
- ^ アドビ システムズ 株式会社、Adobe® PageMaker® 7.0 日本語版を発表