団野大成
団野 大成(だんの たいせい、2000年6月22日 - )[1]は、日本中央競馬会 (JRA)・栗東トレーニングセンター所属の騎手。
団野大成 | |
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2023年高松宮記念 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 滋賀県 |
生年月日 | 2000年6月22日(24歳) |
身長 | 161.7 cm |
体重 | 47.4 kg |
血液型 | A型 |
騎手情報 | |
所属団体 | JRA |
所属厩舎 | 栗東・斉藤崇史(2019.3.1 - ) |
初免許年 | 2019年 |
免許区分 | 平地・障害 |
重賞勝利 | 10勝(中央) |
G1級勝利 |
高松宮記念(2023年) マイルチャンピオンシップ(2024年) |
滋賀県出身。戸籍上の表記は旧字体が含まれた「團野」だが、JRAでは旧字体での登録が認められていない為、一部の地方競馬を除いて競馬中継や新聞・雑誌では新字体の「団野」に修正して表記される。
来歴
編集小学校5年生から乗馬をはじめ、中学校2年生より栗東トレーニングセンターのジュニアチームに所属し、騎手を目指した。メンバーの中には、のちに同期としてデビューする岩田望来もいた。栗東市立栗東中学校を卒業後、JRA競馬学校騎手課程に第35期生として入学。同期は岩田望来・大塚海渡・亀田温心・小林凌大・斎藤新・菅原明良。
2019年に父・団野勝が調教助手として所属する栗東・斉藤崇史厩舎からデビュー。3月17日に父が管理するタガノジーニアスで1着となり、デビュー15戦目で初勝利を挙げた[2]。
2020年7月5日の福島競馬で落馬負傷し病院へ運ばれた。当日に騎乗予定だったバビットに内田博幸が乗り替わり、ラジオNIKKEI賞を勝利するのをベッドの上で見た[3]。
2021年1月17日、ショウリュウイクゾで日経新春杯を勝利し、重賞初勝利を挙げた[4]。3月7日、阪神競馬第6Rをユアヒストリーで勝利し、JRA通算100勝を達成した[5]。また、地方指定交流競走でJRA所属馬に騎乗して1勝しており、合わせて101勝となったため見習騎手に対する減量の特典が終了した[6]。同年9月6日〜10月18日にはニューマーケット競馬場に拠点を置く名門 ロジャー・ヴァリアン厩舎を拠点にイギリス・フランスでの修行に遠征[7]。
2022年3月19日、落馬して左足距骨を骨折。リハビリに3か月費やす[8]。
2023年3月26日、ファストフォースで高松宮記念を勝利し、GI初勝利を10回目の騎乗で挙げた[9]。しかしゴール前でアグリの進路を邪魔したことで過怠金5万円を科せられた[10]。同年7月29日、新潟8Rでスペシャルナンバーに騎乗して1着となり、現役では64人目となるJRA通算200勝を2912戦目で達成した[11]。
2024年11月17日、マイルチャンピオンシップで、ソウルラッシュに騎乗して1着となりGI・2勝目を挙げたが、ゴール手前からガッツポーズをし、適切な騎乗姿勢をとらず騎手としての注意義務を怠ったとして、5万円の過怠金を科せられた[12]。
人物
編集目標とする騎手は武豊。騎乗技術や人間性も素晴らしいが、ハングリー精神を見習いたいという。
2021年4月時点での騎乗依頼仲介者は元お笑い芸人・チングの吉井慎一であったが、その後競馬ブックの井上政行に交代している[14]。
騎乗成績
編集日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
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初騎乗 | 2019年3月2日 | 1回小倉7日目3R | 3歳未勝利 | トモジャパルムドル | 18頭 | 16 | 18着 |
初勝利 | 2019年3月17日 | 1回阪神8日目12R | 4歳以上1000万下 | タガノジーニアス | 15頭 | 4 | 1着 |
重賞初騎乗 | 2020年3月14日 | 2回中山6日目11R | 中山牝馬ステークス | リュヌルージュ | 16頭 | 14 | 2着 |
重賞初勝利 | 2021年1月17日 | 1回中京6日目11R | 日経新春杯 | ショウリュウイクゾ | 16頭 | 7 | 1着 |
GI初騎乗 | 2020年11月15日 | 5回阪神4日目11R | エリザベス女王杯 | リュヌルージュ | 18頭 | 16 | 12着 |
GI初勝利 | 2023年3月26日 | 2回中京6日目11R | 高松宮記念 | ファストフォース | 18頭 | 12 | 1着 |
年度 | 1着 | 2着 | 3着 | 騎乗数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
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2019年 | 26 | 28 | 29 | 432 | .060 | .125 | .192 |
2020年 | 62 | 65 | 66 | 831 | .075 | .153 | .232 |
2021年 | 54 | 65 | 67 | 772 | .070 | .154 | .241 |
2022年 | 30 | 42 | 34 | 500 | .060 | .144 | .212 |
中央 | 172 | 200 | 196 | 2535 | .068 | .147 | .224 |
地方 | 1 | 3 | 1 | 18 | .055 | .222 | .278 |
主な騎乗馬
編集脚注
編集- ^ 令和2年度 騎手免許試験(更新)合格者 - 日本中央競馬会 2020年2月11日
- ^ “ルーキー団野大成騎手、父の担当馬でJRA初勝利「格別な勝利で、僕もウルッときました」”. スポーツ報知 (2019年3月18日). 2024年11月18日閲覧。
- ^ “手応えと悔しさの夏――デビュー2年目、団野「大成」誓う ― スポニチ競馬Web”. スポニチ競馬Web. 2024年11月18日閲覧。
- ^ “【日経新春杯】3年目・団野大成騎手、重賞初制覇 7番人気ショウリュウイクゾ導いた”. スポーツ報知 (2021年1月18日). 2024年11月18日閲覧。
- ^ “3歳1勝クラス 結果・払戻 | 2021年3月7日 阪神6R レース情報(JRA)”. netkeiba.com. 2021年3月7日閲覧。
- ^ “騎手名鑑 JRA”. jra.jp. 2021年3月7日閲覧。
- ^ “団野 今秋イギリス単身武者修行!名門ロジャー・ヴァリアン厩舎へ約50日間、レースなき遠征 - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年11月18日閲覧。
- ^ “団野大成騎手、ケガから復帰 11番人気ホーリーインパクト3着導く「いい内容」/中京1R”. 日刊スポーツ (2022年6月11日). 2022年6月11日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2023年3月27日). “【高松宮記念】ファストフォース春の電撃王 団野大成騎手もJRA・GⅠ初制覇”. サンスポZBAT!. 2024年11月18日閲覧。
- ^ “【高松宮記念】〝ギリギリ〟を攻めた団野ファストフォース 勝敗を分けたレースのキモ”. 東スポ競馬 (2023年3月26日). 2024年11月18日閲覧。
- '^ “団野大成騎手がJRA通算200勝を達成「また皆さんの前でたくさん勝てたらと思っています」”. UMATOKU | 馬トク - スポーツ報知 (2023-07-29JST16:49:00+0900). 2024年11月18日閲覧。
- '^ “マイルCS制覇の団野大成騎手に過怠金5万円 ソウルラッシュの騎乗でゴール手前からガッツポーズ”. UMATOKU | 馬トク - スポーツ報知 (2024-11-17JST17:31:00+0900). 2024年11月18日閲覧。
- ^ 2019騎手名鑑. JRA. (2019)
- ^ 騎乗依頼仲介者一覧(栗東) JRA公式ホームページ 2024年11月14日時点
- ^ “【日経新春杯結果】ショウリュウイクゾが抜け出し、人馬ともに重賞初制覇!”. netkeiba.com (2021年1月17日). 2021年1月17日閲覧。
- ^ a b c d e “団野 大成(騎手)|重賞勝鞍”. 競馬予想のウマニティ. 2024年1月28日閲覧。
- ^ “キラーアビリティ競走成績”. JBISサーチ. 2022年12月12日閲覧。