USA Todayの報道によると、Amazonは、消費者が通常なら大規模小売店で購入するのと同じ消費財を提供する新しい小売事業「Pantry」を計画しているという。
「Amazon Prime」配送プログラムを発展させたPantryは、CostcoやSam's Clubといった大型ディスカウントショップでよく目にする約2000種類の商品を提供する。この取り組みに詳しいという匿名の情報筋3人の言葉を引用した同紙の報道によれば、提供するのは、掃除用品、缶詰、飲料などの商品で、2014年にサービスが開始される予定だという。
AmazonがPantryで使用する箱は、あらかじめ大きさが決まっており、指定された重量制限の範囲内であれば、いくつでも商品を入れられる、と同紙は報じている。制限された重量を超えない箱に対しては、格安の送料が適用されるという。
米CNETはAmazonにコメントを求めているが、まだ得られていない。
2013年におけるAmazonの消費財販売額は8500億ドル相当と推定されるが、Pantryによってこれがさらに増加すると見られている。USA Todayは、消費財への支出の大部分がいまだに実店舗で発生していると指摘し、世界最大手のオンライン小売業者であるAmazonにとって、攻勢に打って出る機運の熟した新たな分野があることを示唆している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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