民主党クリントン氏とサンダース氏が予備選前に舌戦、初の一騎打ち

民主党クリントン氏とサンダース氏が予備選前に舌戦、初の一騎打ち
 2月4日、米大統領選指名争いの第2戦となる9日のニューハンプシャー州予備選を前に、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(左)とバーニー・サンダース上院議員(右)のテレビ討論会が行われた。(2016年 ロイター/Carlo Allegri)
[ダラム(米ニューハンプシャー州) 4日 ロイター] - 米大統領選に向けた指名争いの第2戦となる9日のニューハンプシャー州予備選を前に、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官とバーニー・サンダース上院議員のテレビ討論会が4日に行われた。
クリントン氏が、国民皆保険制度や公立大学の無償化などサンダース氏が掲げる政策の実現性に疑問を呈する一方、サンダース氏はクリントン氏が企業や資産家などから無制限に資金を集めて活動を行う特別政治活動委員会(スーパーPAC)制度を通じてニューヨークの金融街から資金を集めた点を批判するなど、激しい舌戦が繰り広げられた。
1日のアイオワ州党員集会後、マーティン・オマリー前メリーランド州知事が選挙戦からの撤退を表明し、4日の討論会は初の1対1の論戦となった。
ニューハンプシャー州の世論調査では、隣接するバーモント州選出のサンダース氏が支持率でクリントン氏を大きくリードしている。
アイオワ州の党員集会ではクリントン氏が僅差で勝利したが、サンダース氏が予想外に善戦したことから、民主党の候補指名争いは長引くとみられている。

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