LINEが夏前に東京とNYで上場、資金調達は最大30億ドル=IFR
[香港/東京 4日 ロイター] - 韓国のネイバー<035420.KS>傘下の無料対話アプリ会社LINEが、ニューヨークと東京市場で新規株式公開(IPO)を計画していることが分かった。
トムソン・ロイター傘下のIFRが4日、関係筋の話として報じた。IPOに伴う資金調達額は最大30億ドルという。
上場準備が進んでおり、夏前にはローンチする見通し。米国での上場は、ニューヨーク証券取引所かナスダックのいずれかになるもようだ。
IFRは、この案件は米モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス、JPモルガンと野村が手掛けると報じた。
ネイバーはロイターに対し、LINEのIPOに当たってはさまざまな選択肢を検討していると説明したが、決定事項は何もないと述べた。
LINEの広報担当者は「IPOは選択肢のひとつであって、現時点では何にも決まっていない。上場の有無、タイミング等については、マーケットや業績動向を見極めた上で決定する」とコメントした。
ネイバーの黄仁ジュン(ファン・インジュン)最高財務責任者(CFO)は昨年8月、収益と市場環境が改善するまで新規上場を延期するとしていた。
*内容を追加して再送します。
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