米中外相が北京で会談、中国外務省は領土問題でけん制

米中外相が北京で会談、中国外務省は領土問題でけん制
9月4日、クリントン米国務長が4日、インドネシアのジャカルタから北京に到着し、中国の楊潔チ外相と会談を行った。代表撮影(2012年 ロイター)
[ジャカルタ/北京 4日 ロイター] クリントン米国務長官が4日、インドネシアのジャカルタから北京に到着し、中国の楊潔チ外相と会談を行った。
会談の詳しい内容は明らかになっていないが、両外相は会見などを通じ、建設的なトーンを強調。クリントン長官は米中関係について、オバマ政権が進めるアジア太平洋重視政策の鍵になると述べ、楊外相も米国との「新たな大国間関係」の構築に引き続き努力すると語った。
ただ、中国外務省の洪磊報道官は、記者会見で「米国は(領有権問題では)どちらかに肩入れしないと繰り返してきた。その約束を守り、地域の平和と安定に貢献する役割を望む。その逆ではない」と語り、南シナ海などの領有権問題で米国をけん制する姿勢を示した。
クリントン長官は5日、胡錦濤国家主席や温家宝首相のほか、次期国家主席に内定している習近平国家副主席とも会談する予定となっている。
*脱字を修正して再送します。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab