アルジェリア事件の犠牲者48人に、首謀者「アルカイダが作戦実行」
ロイター編集
1月20日、イスラム武装勢力によるアルジェリアのガス施設での人質拘束事件で、4日間にわたる武装勢力の掃討作戦を終了したアルジェリア軍は20日、ガス施設内で新たに25人の人質の遺体を発見した。写真は映像から。ガス施設のあるイナメナス近郊で撮影(2013年 ロイター/ロイターTV)
[アルジェ 20日 ロイター] アルジェリア治安当局筋によると、イスラム武装勢力によるアルジェリアのガス施設での人質拘束事件で、4日間にわたる武装勢力の掃討作戦を終了したアルジェリア軍は20日、ガス施設内で新たに25人の人質の遺体を発見した。これにより、殺害された人質の数は48人となり、当初の政府発表の倍以上となった。
武装勢力側の32人を加えると、事件による死亡者数は80人に達した。当局筋によると、死者数はさらに増える可能性がある。
イスラム武装勢力のモフタール・ベルモフタール氏は20日、今回の事件の犯行声明を出した。現地ウェブサイトのサハラ・メディアによると、同氏はビデオ映像で「われわれアルカイダがこの作戦を行った」と表明。約40人が作戦に参加したと明らかにした。これは、政府発表の殺害あるいは拘束された武装勢力側の人数とおおむね一致する。
*内容を追加します。
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