武装警備員の学校配置、銃乱射の唯一の解決策と考えず=米大統領
[ワシントン 30日 ロイター] オバマ米大統領は30日放映のテレビインタビューで、銃規制強化について、2013年中に法案を成立させたいとの考えを強調。また、武装した警備員を学校に配置することが乱射事件への解決策になるとの主張には懐疑的であると述べた。
NBCの番組「ミート・ザ・プレス」で述べた。インタビューは29日に収録された。
大統領は「政権2期目の1年目に銃規制強化の法案を成立させたい」と表明。バイデン副大統領を責任者とする特別チームが現在、銃規制強化策をまとめているとした。
大統領は東部コネティカット州ニュータウンの小学校で児童20人を含む26人が死亡した乱射事件を受け、副大統領らによる特別チームを設置し、銃規制強化に向けた対策を2013年初めにまとめるよう指示していた。
米国の銃愛好家らでつくるロビー団体、全米ライフル協会(NRA)が乱射事件から子どもたちを守るため、全ての学校に武装した警備員を配置するよう提案したことについて、大統領は「より多くの銃(で武装した警備員)を配置することが唯一の解決策だとの主張には懐疑的だ」とコメント。米国民の大半は学校への銃配備が問題を解決するとは考えていない、との見方を示した。
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