そもそもお金とは
「お金とは何ですか?」そう質問されて答えられるでしょうか?
生活して行く上で欠かせないお金は、当たり前のように存在しています。
貯金を頑張る人も居ればギャンブルで浪費してしまう人もいますし、お金に特別な感情を持っていないケースもあるでしょう。
あまりにも当たり前過ぎて、お金がどういうものなのか見失っているのかもしれません。
人生100年と言われる現代では、このお金の価値観を見直す必要があると言えます。
充実した人生を送るためには、お金の本質としっかりと向き合っておかなければならないのです。
お金とは何か、お金とはどんな存在なのか、考え直すきっかけをつくってみましょう。
お金とは信用を数値化したもの
お笑い芸人のキングコング西野氏、ホリエモンこと実業家の堀江氏は、お金とは信用を数値化したものだと答えます。
誰にとってもお金は大切なものですが、紙幣や硬貨自体に価値がある訳ではありません。
紙幣はただの紙とインクでしかありませんし、硬貨もアルミや銅の鉄屑だと言って良いでしょう。
お金の価値とは信用であり、価値に対して信用があるから様々な物やサービスを購入できるのです。
キングコング西野氏は自身の著書で、魚を100匹売りさばいた時に、100匹の魚を売りさばいた信用がおける人の証明としてお金が貰えると説明しています。
信用されたから、その対価としてお金が貰えるという考え方なのです。
堀江氏も同様の価値観を持っており、お金に関わる講演やセミナーで同様の発言をしています。
「お金は信用された人の所へ集まってくる」、堀江氏は言葉は間違いなくお金の本質を捉えているでしょう。
大金を操作できる人は、それだけ周囲から信用を得ているのです。
大企業の経営者であれば、銀行や株主から信用されているから大金を動かせます。
10の信用があれば100のお金を集められますが、100のお金があっても10の信用が得られるとは限りません。
このようにお金とは信用が形を変えて残っているものです。
つまり、信用される人になればお金持ちに近づけると言っても良いでしょう。
これこそが充実した人生を送るために必要な、絶対に忘れてはいけない大切な価値観なのです。
お金を借りる時にも信用が大切
信用がお金になる、その言葉が最も鮮明になるのは借金の時です。
消費者金融やカード会社から信用されなければ、お金は1円も借りることはできないでしょう。
職業や収入について審査され、返済可能だと信用されることで初めて借金が成立するのです。
これを分かりやすい表現に変えると、信用がお金に変わったということです。
多くの人はお金を「お金」としか見ておらず、その本質に気付いていません。
しかし、ここまでの話でお金に対する価値観は大きく変わったはずです。
お金とは信用を数値化したものであり、信用される人になることがお金に愛される近道なのです。
消費者金融や友人など、誰かにお金を貸して貰えるのは信用される人ではないでしょうか?
ピンチの時に助けて貰えるように、常日頃から信用を積み重ねて行くのが大切です。
>>近年の金利事情
お金とは何かを理解して生きて行く
信用されている人にはお金が集まって来るものです。
嘘をついたり、相手を騙したりする人はお金が出て行くばかりで決して集まってはこないでしょう。
キングコングの西野氏も、信用を勝ち取るには嘘をつかないことが大切だと語っています。
ですが、多くの人は嘘をつかないといけない環境にいるはずです。
上司のお世辞を言ったり、嫌な仕事を喜んで受けたり、人は大なり小なり嘘を積み重ねています。
こうした環境によって嘘をついていると、「信用」を積み重ねて行くことができません。
だからこそ、まずは嘘をつかなくて良い環境を整えるようにしましょう。
嘘をつかないことがメリットになるようにすれば、結果的にお金との付き合い方が変わるのです。
当たり前のように使用しているお金の本質を知れば、日々の行動も変化してくるでしょう。
お金とは何かを理解して生きて行くことは難しいように感じますが、実はとてもシンプルで解放感のあるものなのです。
嘘をつかないで良い環境を整えて、お金としっかりと向き合う時間をつくってみてください。
>>賢いお金の借り方