HipChat コマンド集
Atlassian社のHipChatは仕事上のインスタントメッセージのやり取りに特化したアプリケーションサービスです。
クライアントは英語版しかありませんが、至極シンプルなので誰でも簡単につかいこなせます。メッセージはもちろん日本語で送受信できます。
今日は HipChat クライアントで使える便利なコマンド & TIPS を紹介します。本家のマニュアルはこちら。
コマンド
コマンドは下記のようにスラッシュ付きでメッセージ入力欄に直接入力すればOKです。
コマンドは
- ルームに対する操作
- 自分の状態に対する操作
- メッセージに対する操作
の3つの種類があります。
1. ルームに対する動作
コマンド | 動作 | |
---|---|---|
/join <room name> | 指定した既存のルームに入ります (ネィティブクライアントでは動作しません) | |
/part | 現在のルームから退出します | |
/topic <new topic> | トピックを変更します
|
2. 自分の状態に対する操作
自分の状態を変更し、他のメンバーにコミュニケーション可能かどうか伝えます。HipChatには 4つの状態 (Available - 連絡可, Away - 離席中, Do not disturb - 取り込み中, Unavailable - 連絡不可) があり、Unavailable 以外はコマンドで変更できます。引数の<message>の指定がない場合はデフォルトの状態メッセージ(Available/Away/Do not disturb)になります。
自分や相手の状態と状態メッセージは、左のPEOPLE欄・ルームのメンバー一覧・プライベートチャットの相手の名前の下に表示されます。
コマンド | 動作 | |
---|---|---|
/available <message> | 自分の状態をAvailable (連絡可, ![]() |
|
/away <message> | 自分の状態をAway (離席中,![]() |
|
/dnd <message> |
自分の状態をDo not disturb (応答不可, ![]() |
オフラインになると、Unavailable ()の状態になります。
3. メッセージに対する操作
コマンドの真価が発揮されるのは下記のメッセージのフォーマッティング操作でしょう。
コマンド | 動作 |
---|---|
/code <message> | メッセージをコードシンタックスハイライトで出力します。
|
/quote <message> | メッセージ等幅フォントで表示します。
|
/clear | 現在のルームの会話履歴をクリアします。ログ自体は消えないのでご安心を。 |
/me (または/em) <message> | 灰色のテキストで自分の状況を表現します。名前+メッセージで表示されます。ルーム入退出時のお知らせメッセージと似ています。
|
s/置換対象の言葉/置換後の言葉 | 直前のタイポ(打ち間違い)を訂正します。最初にマッチしたもの1回のみの置換です。ただし、1分以内にしないといけません。
|
#<16進のカラー表記> | 16進数のウェブカラーの見本を表示します。 ![]() |
終わりに
HipChatのコマンドですが、コマンドでタイポをすると恥ずかしいので(そのままメッセージに出てしまうので)自分はルーム操作や状態操作のコマンドについてはあまり使っていません。