テーマ:愛犬のいる生活(77836)
カテゴリ:犬
犬のマウンティングは犬の習性だ。犬の世界の上下関係を決める行動だ。ということは確かだ。
しかし、犬は野生動物ではない。人が飼いならした愛玩動物だ。飼い主と癒し癒され、仲良く暮らしていくために一緒に生活している。 他家の犬と仲良く遊べることは良いことではあるが、他家の犬との上下関係は必要ではない。強要してまでしつける必要はない。その犬と飼い主が幸せに暮らせることが第一だ。 公園などでのマウンティングは有害無益のほうが多い。大きな犬からしつこいマウンティングを受けて、小犬が精神的に障害を受けることもある。そのことがわかってない飼い主もいる。しつこいマウンティングは愛玩動物には迷惑千万だ。 公園で執拗なマウンティングを受けた小犬の飼い主から悩みの投稿が画像BBSにあった。 相談 投稿者:みるまま Panaownerさん、初めまして。いつも楽しみにブログを拝見させていただいております。 これまで自分なりに勉強したり色々本を読んだりもしましたが当てにならない情報や嘘に惑わされておりましたが、このブログと出会い、今私にとって一番信頼できる情報はコレだと確信し毎回参考にさせていただいております。 Panaownerさんに相談があり、思い切って投稿させていただきます。ご意見頂けたら幸いです。 私の愛犬ミルク カニンヘンダックス(満1歳・メス・避妊手術済)についてです。 生後60日で我が家に迎え3ヶ月目からはお散歩を開始しました。 初めのうちは近所の道路やサイクリングロードなどを私と愛犬と二人でお散歩をしていましたが、犬の社会性なども考え、他の犬や人等にも触れ合わせた方が良いだろうと思い、犬が多数集まる公園(ノーリードで遊ばせることが許可されている公園)に連れて行くようになりました。 ミルクは吼えたりもせず、「お座り・待て・おいで・伏せ」等も私の指示にはいつ・どの場所でもきちんと言うことをききます。その為、他の飼い主さん達にも気に入られ一緒に遊ばせたいと言われることがとても多いです。私もそれは嬉しくいつも他の犬と遊ばせていました。 そこで気になる事があるのです。それはマウンティングを受けることが多いのです。マウンティング以外では一緒に遊んだりもしています。しかしオスだけでなくメスにも、さらにみるくよりもずっと若い生後3ヶ月ぐらいの子犬にまでマウンティングをされることが多々です。お散歩のメンバーの中では大きさでは一番ミルクが小さいです。 飼い主さん達はそれを笑って見ているだけで止めさせようとはしません。最初の頃は心配し抱きかかえたりしていたのですが、私の周りにいる飼い主さんに注意を受けたました。内容は「マウンティングは犬の上下関係を決めたり社会性を覚えるのには必要なので人間が考えるように心配する必要はない。手を出さずほうっておくのがルール。人間が間に入ったら犬同士が仲良くなれない。」とのことでした。 その後は言葉を信用し見ている状態でした。みるくがお腹を見せて服従の行動をしてもマウンティングを続けます。マウンティングをされるとみるくは逃げるのですが、追いかけられて結局またされると言った感じです。他の犬に何をされても抵抗することもなく吼えたり反撃したりもしない為さらに執拗にマウンティングをされます。 しかし、昨日なのですが相変わらずマウンティングされたのですが、立て続けにいろいろな犬からマウントされた後、とうとうみるくが怖がって腰が抜けたような状態になってしまいました。その後は恐怖なのかその場にへたりこみ身体をブルブル震わせている状態にこれは普通じゃないと思い家につれて帰ってきました。 家についてから震えは止まったのですがいつもだったらケージに入ることよりも家の中を走り回るのが好きなみるくが自分からケージの中に入りじっと身体を丸めた状態です。声をかけても元気がなく怯えた状態で無言です。とうとうごはんも口をつけませんでした。 トイレのしつけ後、これまで一度も失敗したことのなかったトイレを失敗し、おしっこを漏らしてしまったりします。愛犬のこのような姿を見てショックで自分がどうするべきだったのか、悲しくて悔しくて情けなくて涙が出ます。 本心では何てことするのよとマウンティングをしてくる犬の飼い主さんに言ってやりたい気持ちでいっぱいですが、マウンティングについては賛否両論があり、私の考えが間違ってるのかもしれないと思うと責めるわけにもいかないですし、何が本当に正しいのかがわからないのです。 相手の犬のせいではなく、私の愛犬がなんらかの原因がありされるのでしょうか? どうかアドバイスをください、お願いいたします。 返信 RE:相談 投稿者:Panaowner みるままさん、こんにちは♪ ( o・_・o ) 体の小さいメスの小犬が大型のオスの犬から、しつこくマウンテインされると、犬好きな小犬でも犬嫌いになることがあります。実例を知っています。 愛犬のミルクちゃんはいろんな犬からしつこいマウンテングを受けて、トラウマ(心の傷)になっている可能性が高いです。それが高じるとPTSD(心的外傷後ストレス障害)になることもあります。 投稿文中にある 「マウンティングは犬の上下関係を決めたり社会性を覚えるのには必要なので人間が考えるように心配する必要はない。手を出さずほうっておくのがルール。人間が間に入ったら犬同士が仲良くなれない。」 とは正論のようですが、はたしてそうでしょうか。何事も程度問題です。 「子供の喧嘩に大人が口を出すと、子供は精神的に成長しない。ほっておくべきだ。」といって先生や大人が子供たちの行動を無視していると、いじめられた子供が黙って自殺することもありますね。何事も程度問題です。 人も犬もその感受性は多様です。ずぶとい神経の犬もいれば、過敏な小犬もいます。 他の犬のマウンテングを気にしないで遊べる犬もいれば、しつこいマウンテングをいじめのように受け取る犬もいるでしょう。それをいち早く見つけるのは飼い主の責任です。ご自分の愛犬の性格をよく理解しておくことが大切ですね。 犬は野生の動物ではないのです。人が飼いならした愛玩動物です。強いて、犬の世界の上下関係を習得させる必要はありません。基本的には飼い主と仲良く暮らせていければよいのです。 他の犬とも仲良く遊べることは望ましいことではありますが、無理して強要することではありませんね。その前に、愛犬がたとえ一人きりでも楽しく過ごせることが大切です。 しばらくは、愛犬を他の犬とは遊ばせないことが良いですね。愛犬は犬なのに、犬恐怖症みたいになっています。他の犬が近づいてきたら、抱き上げてかばってやることが大切です。飼い主が自分を大切に守ってくれると信じさせることが必要ですね。 次の随想もご参考にしてください。 生理中の犬は公園に来るなと騒ぐ偏屈女! なお、このご投稿内容は貴重なので、ブログ「愛犬問題」の本文に採用掲載しようと考えております。ご了解ください。同じ問題で悩んでいる愛犬家が多いと見ています。 RE:RE:相談 投稿者:みるまま Panaowner様、お忙しい中さっそくレス頂き、ありがとうございます。 頂いたアドバイス繰り返し読ませていただきました。 ご指摘の通り「程度問題」という点、まさしくその通りだと思います。 周囲の言葉を四角四面で受け取り、怖がり逃げてる愛犬に手を差し伸べもせず守ってあげられませんでした。本当に可愛そうな事をしてしまったと自分のこれまでの行動を後悔し、反省するばかりです。 結果的にミルクの心を傷つけてしまいましたが、今後は二度とそのような思いをさせないようにします。まずは愛犬が明るく楽しく生活できることを第一に考え行動しようと思います。 アドバイス通り当分ミルクには他の犬との接触はさせないようにし一日も早く元気になってもらえるように愛情を注ぎつつ見守っていこうと思います。 一人でも楽しく過ごせるようにおもちゃや遊び方等も工夫し考えてみます。 丁寧で温かいアドバイスに本当に感謝いたします。 ありがとうございました。 尚、投稿内容の掲載についてですが、この事例がどなたかの参考になれば幸いです。 今後ともどうぞ、よろしくお願い致します。失礼致します。 参考随想 狂犬病ワクチンの副作用と法律改廃54編の随想集 狂犬病予防注射の問題点については通常のHPにも詳述。 狂犬病予防ワクチン注射のからくり 狂犬病予防法は御用済みの悪法だ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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