売国者たちの末路
このブログ(もっぱら映画の話が多いだけのあまり中身のないものですが)で時々、小泉・竹中政権の悪口をかなり前から言っていたのを皆さんは覚えていらっしゃるかもしれませんが(覚えてなくてもいいです)、僕は郵政民営化なんてうそっぱちと思い、ああいう選挙の行動に出た従順な国民に(例によって)げんなりしていたのですが、このところやっと(つまり経済的に破たんして初めて)彼らのインチキ政策を批評する本が次々と出版されてきています。でも、こういうのって、もっと前から出てないとね!
しかも、副島隆彦と(あの)植草一秀の対談ということで読んだのですが、中身が薄いです!竹中さんがほとんど思想とか原理など持っていないご都合主義者なんていうことは知っている人は知っているでしょう。レトリックだけはうまいなあ、オレオレ詐欺ってああいう人がやるんだろうなぁといつも感心していました。この本は、小泉・竹中というアメリカに自国を叩き売った人たちを糾弾するのですが、とにかく刃が甘い。これでは切れないです。それから謀略(植草さんの痴漢(冤罪?)事件のことです)論もいいのですが、それも裏がほとんど取れてないです。これでは検察に勝てません。期待はずれの本でした。