テーマ:TVで観た映画(3968)
カテゴリ:映画 ラ行
あらすじ ベルギーでの幸福な暮らしを夢見て、アルバニアから やってきたロルナは、国籍を得るために、麻薬中毒の 青年クローディと偽装結婚をするが・・・。 感想 カンヌ国際映画祭 脚本賞受賞 監督は、カンヌ国際映画祭の60回記念として製作された コーエン兄弟はじめ36人の名監督によるオムニバス映画 『それぞれのシネマ』にも参加した パルムドール に2度輝く ダルデンヌ兄弟 ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ。 北野武はじめ、カンヌに好かれる映画ってのは だいたい、そんなに面白くないですけど その典型的なタイプの作品って感じでしょうか。 でも、そんなに小難しくなく、高尚ぶってなくて カンヌにしては分かりやすい映画やったけど。 出演は、アルタ・ドブロシ、アウバン・ウカイ 『イゴールの約束』のジェレミー・レニエ 『ある子供』のファブリツィオ・ロンジョーネ 『息子のまなざし』のモルガン・マリンヌ 『ロゼッタ』のオリヴィエ・グルメ。 ネタバレ感想 マウスでクリックしながら、なぞって下さい。 この作品の英題は、『LORNA’S SILENCE』。 確かに、SILENCEには黙祷って意味もあるけど 直訳すれば、『ロルナの沈黙』。 そのロルナの沈黙は、優しさの裏返しのように見えた。 「ロルナ助けてくれ」 ヤク中のクローディ、めっさ鬱陶しい(^_^;) クローディに対し、ロルナがシカトするんは ウザいからにも見えるけど、殺す人間と あまり親しくなりたなかったんやろな。 ただ鬱陶しいだけなら、CDだけ頼まれたのに トランプも一緒に差し入れたりなんか、せんからな。 冷たく見えるロルナやけど、薬を買ったり入院させたりとか 殺す人間に対しては矛盾してる行為に、本当は 優しい人間だってのが窺えた。 病室で寝るクローディを見るロルナの視線に 愛情のようなものを感じられたけど ヤク中という点を除けば、女性を殴れない等 クローディは基本的に良い奴そうやったしな。 立ち直ろうとするクローディを必死に助けようと 壁に頭突きする等のロルナの努力の甲斐あり 死なせない方向に向った矢先に、クローディが 売人を呼んでいて、努力を水の泡にはさせまいと 全裸になって誘惑し、麻薬への誘惑を断った。 パッと見は、ちょいポチャやのに ビックリするくらい貧乳やったけど あの顔やったら、許せる範囲かな(笑) クローディ、ロルナ共に清清しい表情で 明るい明日に向って進みだしたけれど ファビオは嘘をついていて、クローディは殺される。 夢だった自分たちの店を手に入れ、大はしゃぎで 恋人ソコルに電話していたロルナやったけど 予想通りクローディの子供を妊娠してるパターンに(笑) しかし、まさかの想像妊娠やった。 クローディを殺した罪悪感から逃れるには 妊娠にすがるしかなかったんやな。 「私たちを殺す気よ ママが守るからね」 運転手を石で殴って走って逃げ 山小屋に侵入し、眠りにつくロルナ。 高速に乗らないのは、ガソリンを入れる為と 言っておきながら、もっと安いところあるからと スタンドに寄らなかったら、狂ったロルナやなくても 殺されると思いそうやけど、殺すには絶好の場所で 何もしなかったんやし、勘違いかもしれんな(^_^;) このページのトラックバックURL: http://app.blog.eonet.jp/t/trackback/530827/26657286 虎団Jr. 虎ックバック専用機に 承認後に反映されます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.06.19 22:37:18
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