今日も暇ナシ。
桜が満開・・というにはバラつきがあって、まだ三分咲き程度のものもあるので、来週まではもつかな。むしろ、東京の開花のペースが早すぎるのではないかとニュースを見て思う。
メモメモ。
当然のごとくチベット。
アメリカの議会の動きと、後は5月1日からのラサの観光解禁。ラサではデモはあるものの、平静さを取り戻しつつあるし、こういう時期であるからこそ観光客がチベットに訪れることは良いこと。問題は、周辺国と四川省、青海省、甘粛省での暴動の方。もともと経済的な理由からデモの多い場所であるし、一部が過激派というか武闘派になっているのもおそらく事実であると思われる。ダライ・ラマの苦労はいかばかりか。お互いにとって平和的な解決が望まれるけれども、なんか、今日のテレビを見る限り、オリンピック一直線でありますな。
最近、チベットに関して、ネット上の記事に深みがあるものが増えた気がする。
チベットと日本というと、ダライ・ラマばかりだったけど、河口慧海
(参照)も紹介される機会も出ている。個人的に、一番古く日本とチベットの繋がりを感じるのは、大伴古麻呂(おおとものこまろ)。
Wikipediaの大伴古麻呂によると、
>大伴古麻呂(おおともの こまろ、生年不詳 - 天平宝字元年(757年)7月4日)は奈良時代の貴族。大伴田主、もしくは大伴宿奈麻呂の子。大伴旅人の甥。子に大伴継人がいる。
>天平4年(732年)遣唐留学生として入唐。帰朝後、天平10年(738年)兵部大丞。天平勝宝元年(749年)左少弁。
>天平勝宝4年(752年)遣唐副使に任じられ、大使藤原清河とともに入唐。天平勝宝5年(753年)正月、玄宗臨御の諸藩の朝賀に出席。古麻呂は日本の席次が西畔(西側)第二席で、新羅の東畔第一席より下であったことに抗議し、新羅より上席に代えさせている(『続日本紀』天平勝宝6年条)。
とある。
玄宗皇帝に招かれた席で、東の一番の席が新羅なのに、日本が西の二番なのはおかしい!新羅は日本よりも下だろうが!と、席替えを求めた。サミットの時の日本の首相の立ち位置とか、結婚式の席順とか今でもコウルサイくらいのおっちゃんはいるけど、大伴古麻呂は、奈良時代の人の割には、結構頑固で愛国者の一面を持った人物。(ちなみに、この話は唐の歴史書には記録がなくて「続日本紀」くらいにしか残っていないらしい)。
この事件の席替え前の順序は、
東の第一席は新羅、二席目は大食(タージ、アッバース朝のこと)。
西は第一席は吐蕃(とばん)、二席目が日本だった。
日本よりも上位にいた西の第一席は「吐蕃(とばん)」、すなわちチベットであったのですわ。このころのチベットは相当強かったし、えらいこと唐にも侵略もしてきたんだけど、ダライ・ラマの平和的なアプローチを好まない一部のチベット族の中に、吐蕃のころの強いチベットのイメージを重ねようとする人々が増えている。1000年以上前のことであるし、仏教の伝来や人口の移動によって当時の吐蕃と今のチベットは別物ととはいえ、あのころの文化的にも軍事的にも強力なチベットに憧れや誇りを取り戻そうとするのは自然な流れかな。
ちなみに、大伴古麻呂は、
>天平勝宝6年(754年)帰国の際、遣唐使一行は鑑真を同行させようとしたが、唐の官憲がこれを禁じた。大使藤原清河は鑑真一行の乗船を拒否したが、古麻呂は独断でこれを許して副使船に乗船させた。帰路、大使船は暴風雨に遭い、南方に流されて帰国できなかったが(藤原清河は唐で客死)、副使船は無事帰国して鑑真を来日させることができた。
とあるように、鑑真和上が最後の渡日のために遣唐使船に乗り込んで密出国をしようとしているときに、独断で乗船させた人物でもある。藤原清河が、高僧・鑑真の密出国の共犯として取り調べられることを恐れて鑑真の乗船を拒否したときに、大伴古麻呂は覚悟の上で乗せた。
ちなみに、藤原清河、阿倍仲麻呂を乗せ、鑑真の乗船を拒否した第一船は風に流されてベトナムに漂着。現地人に襲われ、船員のほとんどが殺され、清河、仲麻呂は、辛うじて長安に戻ることができた。長安に戻った後、安史の乱が勃発したことにより、二人とも帰国は叶わず、異国の土となった。
一方、鑑真を乗せた第二船は無事日本へたどり着いた。大伴古麻呂が鑑真和上を乗せたのは、愛国心の発露か、情の深さか、 気まぐれかはわからないけども、日本の歴史を大きく変えた人ではある。
ああ、無駄に時間を使いすぎた。
先週の「知っとこ!」「世界の朝ごはん」はコートダジュール。ものすごく既視感のある内容で、南フランスの花の祭典とかもどっかで見た。スミレのアイスクリーム、花の香水、大量の花に彩られた車のパレード、そして、それをもぎ取る観光客。いきいきとしてはいるし、どこぞの県も見習おうよというような内容。
明日から「九州けいざいNOW」となる「九州経済NOW」は、ものづくり。博多織とかの伝統産業をいかに活かすか、農産品をいかに売り込むかという路線は次回から無くなるんだろうか・・要チェッキュウ。山田さんもいなくなっちゃったし・・KBCの影平晶さんが報道部にいっちゃうらしい。影平さんのニュースは、もう聴けなくなっちゃうのか。ああ、春なのに。明日から宮島咲良の露出が増えるが、あれのキャラを無視したCMに戸惑いを隠せない春の日。
「ビバスポ」は、開幕ダッシュに成功した・・ありゃ、今や楽天が首位?花っちの始球式の様子はもう一度見たかったけど何もナシ。「きらり九州」は、玉名市を角盈男さんが。暇があったらいずれ。
そんで、「仮面ライダーキバ」。麻生ゆりさんがたまらなく好き。
しかし、幼児向け番組で、「会員番号32番 山本・スーザン・久美子」という単語が連続して出てくるというのは、時代のせいでありましょうな。
はい、時間切れ。
今日はこの辺で。