シャープ製の3G端末「911SH」は、“AQUOSケータイ 2nd Model”と銘打たれたワンセグ対応モデルで、ヒット作“AQUOSケータイ”「905SH」を進化させた後継機種だ。特徴的なサイクロイドスタイルはそのままに、メインディスプレイを大型化した。厚さは22ミリで905SHの27ミリから5ミリ薄くなるなど、ソフトバンク端末らしいスリムさを目指している。重さは138グラムと、905SHから2グラム軽くなった。大型化したディスプレイと薄くなったボディはもちろん、メニュー表示の速度やYahoo!ケータイへのアクセスが速く、905SHと比べてサクサク動くことに進化を感じた。
メインディスプレイは、3インチワイドQVGA(240×400ピクセル)のモバイルASV液晶(最大26万色表示)を採用。2.6インチだった905SHより、面積比で134%大きくなったほか、色の再現性を示すNTSC比が約30%アップ(905SH比)し、より鮮やかな色合いを表現できる。また、色彩を強調し鮮明な描画を行う「SV(SuperVivid)エンジン」を搭載し、標準/ダイナミック/映画の3つのモードから好みの画質を選択できる。コントラスト/黒レベル/色の濃さ/色合い/シャープネスなどの個別設定も可能だ。サブディスプレイは、2行全角6文字表示(72×26ピクセル)に対応するモノクロ液晶ディスプレイで、ハーフミラー仕上げになっている。
カラーバリエーションはブラック/ホワイト/シルバー/バイオレットピンク/ネイビー/シャンパンゴールド/ピンクの7色。標準色展開(限定色やボーダフォンモデルを除く)としては、ソフトバンク最多のカラーバリエーションだ。
またボディの仕上げは2種類で、ブラック/ホワイト/シルバー/バイオレットピンクの4色は光沢のあるグロス仕上げ、ネイビー/シャンパンゴールド/ピンクの3色は、905SHと似たようなストライプ仕上げだ。仕上げをそれぞれ変えていることについては、「905SHと同様の仕上げだけでなく、光沢のあるボディを望むユーザーもいる。幅広いニーズに応えるために、2つの質感を用意した。また、それぞれの仕上げを好む層は違っているため、ターゲットユーザー層にあわせたボディカラーにした」(説明員)としている。
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