VRアプリを作ろうと意気込んだはいいものの、どうやってマネタイズしようか迷っていたらVR用広告を見つけたので実装してみました。
#VR広告とは
VRでは画面を2つに分割して覗き込む形になるので、これまでのスマホ用広告は使えません。
試しに入れてみるとこんな感じになります。
これを実現してくれるVR用広告があったので、メモがてら記事にしてみます。
#SpeAD(スペアド)
まずはこのサイトで登録します。
フォームに入力して登録すると認証メールが送られてきて、リンクをクリックするとログインできるようになりました。
#SDKをダウンロード
メニューのSDKを開くと、Unity用のSDKがダウンロードできます。
マニュアルが画像入りでけっこうわかりやすかったです。
#Unityに読み込み
Unityでプロジェクトを作成して開いた状態で、ダウンロードしたSDKを開きます。
Import を押して読み込みます。
ついでにGoogle VR SDKも読み込んでおきます。
こちらの記事でまとめられています。
#広告実装
/Assets/Donika/Spead/Prefabs にある AdプレハブをHierarchyにドラッグ。位置調整して再生してみると。。
AdControllerとやらは見つかりませんでしたが、マニュアルに書いてあったのでそれに従って設定しました。
追加したAdプレハブを選択すると、Ad SettingsにMain Cameraという項目が!ここにHierarchyのMain Cameraを設定。
再生してみると。。
マニュアルにEventSystemを設定するよう書いてあったので、これも設定します。
Hierarchyで右クリック、 UI -> Event System
EventSystemを選択して、Inspectorで Add Component -> GoogleVR -> GazeInputModule
GoogleVRのドキュメントにも書かれていますが、Gaze Input Module を Standalone Input Moduleより上にしないとUIが反応しないので要注意です!たぶんこの広告もこれ忘れると反応しないと思います。。
#アプリ登録
Ad SettingsのSpot IdがTEST_SPOT_IDといういかにも仮っぽいIDになっているので、このIDを取得する必要があるようです。
このあたりはいままでのスマホ用広告と同じですね。
サイトにログインして、広告枠メニュー。
アプリ追加でフォームに記入して登録すると、審査中になりました。
1日ぐらいして見てみると通ってました。
ストアのURLはまだ公開していなければ入力しなくてもいいようです。
広告枠をクリックして広告枠を追加します。
リザルト画面に置くつもりなのでタイトルは「リザルト画面」にしておきました。
スポットIDをUnity側のさっきの TEST_SPOT_ID のところに設定します。
実行!
!?
どうやらUnityで再生するときは自動で開発モードになるらしく、これでいいみたいですね。
ちゃんと動いてるかどうか確認するときはLogをONにして、「succeed to send report」とログが出たらOKとのことです。
#Androidで実行
このままAndroidに入れて動かしてみましたが、まだ広告在庫があんまり(全然)ない?みたいですね。
まだアプリもこれから作るので、とりあえず入れておいて様子を見ます。
#おわり
公式マニュアルを見てみると他にもコールバックとか細かい機能があるみたいですが、
私のアプリで使うことになったら追記しますw