18分間くらいで楽して書いたエントリの所為か、髭ガンダムもどきのイラストアイコンで有名な人気ブロガーが、見事な面の皮の厚さを披露している。
とても楽をしているなんて言えない。尊敬…いや畏敬の念を持ってさえいる。パクリエイターが乗り越えたであろう葛藤、言い換えれば面の皮の厚さに。
いま求められているのはパクる力かもしれない。 - Everything you've ever Dreamed
面の皮が厚いのはいったい誰のことだろうと、思わずにいられない。
こういうと、恐らくこう反論するに違いない。
これは、そのまま真似た訳ではない。細部をよく見たまえ、違うだろう。オマージュもしくはパロディだと。
文章をそのまんまコピーしたCopy_writingは論外にしても、五輪エムブレムの人は要素は似ていても微妙に違った物であったし、元セクシー女優現女流漫画家だって絵は自分で描いたものである。それでパクリというなら、そのイラストだって十分パクリじゃないのか?
その昔、モビルフォース・ガンガルという、ガンダムもどきのプラモデルがあって、ガンダムをよく知らない親が間違って購入してしまい、その子供を大いに落胆させた事件を知らない世代でもあるまい。
そのイラストは髭ガンダム版のガンガルである、といわれて否定できるのか?
いや、これを描いた氏のみを槍玉に挙げようというわけではない。
五輪エンブレム問題は既に終わったように思われているが、根本のどこまでがパクリで、どこまではOKなのかという境界問題は何も解決していない。
果たしてどこまでなら、オマージュあるいはパロディで許されるのか?
この議論が深まったとは、とても言えないだろう。
そこに無頓着だから、今回はCopy_writingだけを取り上げて、自分は文章をパクリ行為無しで書き上げた、と言えば良いのに、余計な物をくっつけるから藪蛇になるのだ。
【訂正】TwitterアカウントCopy Writing , Fall™さんの記事に関する騒動につきまして※2/4に訂正いたしました。 – 青春基地
ちなみに、自分は若い頃、雑誌の写真などを参考にリアル系のイラストを描いていて、某公募展で入選した事もある。その後自分の行為に疑問を持って、筆を折った。そのまま描き続けてプロにならなくて、今は本当に良かったと思っている。
パクリイラストと、オマージュあるいはパロディの違いを明確に定義できる人がいるなら、是非解説願いたい。
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