プロダクトマネージャーはどんな仕事をしているのか
私がプロダクトマネージャーとしてプロダクト開発のディレクションを行う際の、一連のプロセス(タスク)を洗い出してみた。
1. ミッションの発見
- ユーザー理解(インサイトの発見と整理)
- 3C分析(バリュープロポジションの導出)
- ユーザー課題の発見と整理
- 競合調査と分析
- 自社の強みの把握
- 問題の構造理解
- 論点思考、仮説思考、2軸図、マトリクス図、バリューグラフなどを使った問題の整理と図式化
- ファシリテーション
- 関係者のアイデア・気付きを引き出す
- メンバーの問題理解を補助
- 問題vsチームの構造へ議論を誘導
- Next Actionの導出
2. コア・アイデアの創出
3. ゴールイメージの共有
- プロダクトイメージの具体化
- プロトタイピング(ペーパープロト)
- カスタマージャーニーマップの作成
- 画面設計と要件定義
- ビジュアルデザインのトンマナ決定
4. アウトプットのクオリティ・コントロール
- コンセプトを確実に具現化する
- プロダクトのレビュー(ユーザービリティ、機能性の確認)
- UIデザイナーへのディレクション(デザイン、文言の改善案提示)
- 実装過程で発覚した矛盾の解決案提示(仕様や画面設計の修正案を提示)
1と2はIdeationのフェーズ、3と4はExecutionのフェーズだ。
1の記載が多いが、企画書や要件定義書を書いたら仕事が終わりだと思ったら大間違い。プロダクトマネージャーの仕事の本番は4からだと常々思っている。実装中に当初想定していなかった問題が次々と出てくる。あちらを立てればこちらが立たず的な問題を一気に解決するアイデアを考え、そして時には現実的な妥協をする。4のフェーズはこの繰り返しだ。
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