『なるほどUnixプロセス』ただいま絶賛セール中・Unixおすすめタイトルのご紹介
ただいまJesse Storimer(著),島田浩二,角谷信太郎(訳)『なるほどUnixプロセス』が特別価格でセール中です。
セール期間は今週末の8/26(日)までになっております。Unixのプロセスのしくみについて興味のある方は、この機会にぜひお買い求めください。
と、これだけでは何なので、当社で販売しておりますその他のUnix関連タイトルもいくつかご紹介します。 以下は特にセール価格ではないのですが、合わせてお読みいただきたい本として挙げておくものです。
木本雅彦, 松山直道, 稲島大輔(著), 株式会社創夢(監修)『はじめてUNIXで仕事をする人が読む本』(アスキードワンゴ)
アスキードワンゴさんの書籍です。今どきの入門書というとこのあたりになるでしょうか。もっとも「入門書」といっても初心者向けというわけでもなく、Unixで本格的に開発・運用などをするための前知識として必要なことをまとめた本、といった体裁です。
Brian W. Kernighan, Rob Pike(著), 石田晴久(監訳), 野中浩一(訳)『UNIXプログラミング環境』(アスキードワンゴ)
こちらは超古典ですね。プログラミング環境はプログラミング環境自体を自分で作れるようになって始めて一人前、という世界観が古典的なUnixっぽいところです。
砂原 秀樹, 石井 秀治, 植原 啓介, 林 周志『プロフェショナル・シェルプログラミング』(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)
これまた古典になります。シェルプログラミングはUnixそのものではないかもですが、Unixを使いこなすためには欠かせない大事な道具なので挙げてみました。
上田隆一, 後藤大地『フルスクラッチから1日でCMSを作る シェルスクリプト高速開発手法入門』(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)
これは比較的新しい(いろんな意味で)本で、「1日で」というのはちょっと誇張さている気もするネーミングですが、中身はシェルスクリプトで頑張る本です。
白崎博生『新装改訂版 Linuxのブートプロセスをみる』(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)
あのUnix MAGAZINEの連載がLinux対応に!と言って喜んだりしていると年齢がばれるてしまうわけですが、ちゃんと改訂されてるんでご安心ください。GRUB2の話もあります。
中井悦司『初めての“本格”Linuxサーバー構築・運用』(日経BP)
中井悦司『絶対分かる Linuxサーバーの基礎原理』(日経BP)
中井悦司『クラウド時代のサーバー構築・運用の基礎』(日経BP)
他の3冊は中井悦司さんによる連載をまとめたものです。
『絶対分かる Linuxサーバーの基礎原理』はvmstatを使ってメモリやCPUの使用具合を調べたり、スワップをいじってOOM Killerを出したり、tcpdumpやpingなどのコマンドを使ってネットワークの挙動を調べたりなど、実際にいじってみるハンズオン形式でLinuxサーバの挙動を説明しています。
『初めての“本格”Linuxサーバー構築・運用』は、「本格」という名の通り実践的な内容として、実際にLinuxサーバを構築したり運用したりする際に起こる課題やトラブルに対処しながらサーバ構築のやり方を簡潔に紹介しています。
『クラウド時代のサーバー構築・運用の基礎』は、KickStartを使ってインストールしたり、iSCSIでディスクを接続したり、暗号化ボリュームを作ってそこにバックアップを行うよう設定したりする、といったところが「クラウド時代」な感じでしょうか。
どれも、簡単な入門書では飛ばされたりあっさりしがちな突っ込んだ内容についてまとめて一冊にしているもので、電子書籍ならではの内容と言えそうです。Linuxサーバ周りの知識をアップデートしたい方にはぜひどうぞ。
Piro(結城洋志)『シス管系女子 まとめ読み』(日経BP)
これまではなんだかんだとある程度の予備知識はありそうな人向けのタイトルでしたが、こちらはちゃんとした(?)入門書になります。一冊くらいは初心者向けのタイトルを入れてみようかと思って挙げてみました。この手のものは漫画にすればわかりやすくなる、というものでもないのですが、本書はうまくまとめているので安心しておすすめできます。
「ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書 大賞(ITエンジニア本大賞)2018」のご案内
昨年に引き続き、当社が特別協力として名前を出していただいているのでご紹介させてください。
例によって急なお話で恐縮ですが、「ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書 大賞2018」ことITエンジニア本大賞、明日(1/12)がWeb投票の締切だそうです。
Web投票の応募ページは以下になります。
ちなみに当社高橋の方からは、有野和真著『Androidを支える技術I・II』(技術評論社)を推薦させていただきました。当社とは何も関係ないんですが(技術評論社さんにはいつもお世話になっております)、Android開発をされている方であればもちろんおすすめな上、Android開発を特にされていない、スマートフォンとは直接関係ないITエンジニアの方々にも広くおすすめしたい本です。
Androidを支える技術〈I〉──60fpsを達成するモダンなGUIシステム (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 有野和真
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/02/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Androidを支える技術〈II〉──真のマルチタスクに挑んだモバイルOSの心臓部 (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 有野和真
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/03/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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なお、当社としては、手前味噌ではありますが西野竜太郎著『ソフトウェアグローバリゼーション入門 国際化I18Nと地域化L10Nによる多言語対応』(インプレス)もおすすめしたい本です。
ソフトウェアグローバリゼーション入門 国際化I18Nと地域化L10Nによる多言語対応 impress top gearシリーズ
- 作者: 西野竜太郎
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2017/10/16
- メディア: Kindle版
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こちらは当社で刊行した『ソフトウェア・グローバリゼーション入門 I18NとL10Nを理解する』を元にした書籍です。電子書籍版(PDF・EPUB)は弊社でも販売しております。
この本を読んで、海外でも使われるソフトウェアやサービスの開発・運用を目指していただけるといいんではないかと思います。
上記G11N本の著者である西野さんと言えば、ITエンジニア本大賞を企画されている翔泳社さんからも、昨年『現場で困らない! ITエンジニアのための英語リーディング』という本を出されていますね。
- 作者: 西野竜太郎
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2017/08/07
- メディア: Kindle版
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こちらは取り上げている英語の題材を、コミットメッセージ(!)やAPIリファレンス、アプリのレビューや仕様書・QAサイトなど、通常の英語本とは一線を画してITエンジニア側に振り切っているのが特徴です。
…といったようなことを書いていると、今週末にジュンク堂書店池袋本店で開催される『このコンピュータ書がすごい! 2018年版』のようになるため、この辺で止めておきます(こちらのイベントには当社高橋がコンピュータ書読みとして参加いたします。こちらもよろしければお越しください)。
というわけで、おすすめ本があればぜひ1/12までにご投票ください。どうぞよろしくお願いいたします。
『ソフトウェア・グローバリゼーション入門』刊行記念イベントのご案内
少し刊行から時間がたってしまっていますが、西野竜太郎『ソフトウェア・グローバリゼーション入門 I18NとL10Nを理解する』の刊行記念イベント、『pixivアプリに学ぶG11N(グローバリゼーション)の実際』を9/12に開催いたします。
本書はタイトルの通り、世界中で利用できるソフトウェアを開発するためのソフトウェア・グローバリゼーション(G11N)に関する書籍です。現代的なG11Nは国際化(Internationalization, I18N)と地域化(Localization, L10N)から成り立つものですが、一般的にも個別の言語・開発環境のI18N/L10Nに関する書籍のみ流通している状況です。日本でよく知られている清兼義弘・末広陽一『国際化プログラミング―I18Nハンドブック』(共立出版)や風間一洋『国際化と日本語処理―CAFE BABE Javaプログラミング・ノート』(アスキー )がありますが、どちらも刊行から20年近くたっており、現在の開発環境に沿った書籍が欲しいということで刊行しました。
また、本書の特徴は翻訳者から書かれているのも特徴です。著者の西野さんは長年ソフトウェアのグローバリゼーションに翻訳者として携わってきた経験があり、最近合同会社グローバリゼーションデザイン研究所を設立されています。ソフトウェア開発者が書かれたものとは違った視点からのグローバリゼーションが垣間見れます。 なお、西野さんは個人でソフトウェアの開発も行っており、サンプルのG11N対応のWebアプリケーションも著者が制作したものです。
一方で、実際の開発現場としては、十分なG11Nの開発方針や体制ができてから開発するのではなく、まずは需要ありきで、手探りのまま開発が始まるケースも多いかと思います。そのような開発現場の知見と、翻訳者の知見をすり合わせて、よりグローバリゼーションに対する理解を深めたい、という目的で、今回イベントを開催することになりました。
今回のイベントでは、西野さんに加えてピクシブ株式会社の三津山雅規さんにご登壇いただきます。三津山さんはpixivのスマートフォンアプリの開発を統括されており、pixivアプリがどのようなG11Nに取り組まれてきたかについて、お話しいただく予定です。西野さんと三津山さんのお話をうかがうことで、現在G11Nに携わっている方、これからG11Nに取り組みたい方の参考になるかと思います。
まだお席には余裕がありますので、グローバリゼーションに興味のある方はぜひご参加いただければありがたいです。よろしくお願いいたします。
「超技術書典」(4/29・30)と企画「この技術書がすごい!超技術書典編」「ライブ執筆」のご案内
4月29日と30日の2日間、超技術書典が開催されます。
先日、技術書典2が開催されたばかりですが、こちらはまた別のイベントでして、ニコニコ超会議の併催イベントとして幕張メッセで行われます。技術書典2で買い逃した本や、超技術書典で新たに参加されるサークルさんの本がありますので、ぜひお越しください。
超技術書典では特に参加費等はないのですが、併催イベントということもあり、ニコニコ超会議の入場券が必要となりますのでご注意ください。
超技術書典企画
さらに超技術書典では、技術書の頒布の他にいくつかミニ企画も用意しております。
この技術書がすごい!超技術書典編
弊社高橋が「この技術書がすごい!超技術書典編」と題して、超見本誌(技術書典2で参加いただいたサークルさんから超技術書典用の見本誌として預かった同人誌)をご紹介するコーナーです。予定では両日13時ごろから行うことになっています。
なお、超見本誌は「見本誌コーナー」で随時展示されています。また、頒布は各サークルのスペースで行っているものもありますが、頒布されていないものもあるのでご注意ください。
ライブ執筆
今回は開催が2日間あるので、開催中に執筆から販売までできるのでは…? という発想で急遽企画されました。コピー機とステープラーを持ち込んで、1日目で執筆、2日目には製本・販売される予定です。サポートとしてアスキードワンゴさんの編集者の方にご協力をお願いしています。
1日目に来られる方はリアルな執筆の現場を、2日目に来られる方は出来たてほやほやの技術書をお楽しみください。なお執筆者も当日ライブで決まる予定です。
「春のプログラミング書フェア」4/13まで開催中です
4/13まで、マイナビ・インプレス・インプレスR&D・近代科学社各社のタイトルが50%OFF〜の価格でご購入いただける、「春のプログラミング書フェア」を開催中です。
3月末から開催中のこのフェアですが、今回のフェアは特に弊社だけではなく、各電子書籍書店さんで開催されているそうです(他社さんのことはあんまりちゃんと把握していないです)が、タイトルは若干異なっているとのことです。
弊社でもすでに多くの方々にご利用いただいておりますが、ここでは特に売れているタイトルをいくつかご紹介いたします。
まずは近代科学社さんのタイトルです。近代科学社さんは今回のフェアに合わせて取り扱いを始めました。とりわけ『Python言語によるプログラミング イントロダクション』と『深層学習 Deep Learning』がたくさん出ておりますが、残りの2冊も順調です。
インプレスさんのタイトルでは、やはり機械学習の定番タイトルとして『Python機械学習プログラミング』、さらに『Game Programming Patterns』や『Docker実践ガイド』なども人気があるようです。
インプレスR&Dさんのタイトルでは、『TensorFlowはじめました』が目立って元気でした。やはりここでも機械学習、という感じです。
マイナビさんのタイトルではこの『自作エミュレータで学ぶx86アーキテクチャ』がよく出ていました。この本は以前から継続的に動いていて、人気が続いているようです。
それ以外のタイトルも多数用意しておりますので、気になるタイトルがあれば、残り2日間あまりのこの機会にぜひご確認ください。よろしくお願いいたします。