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UEI,Android用アプリ開発環境「enchant PRO」のβ版SDKを提供開始,ポリゴン描画やARマーカー認識などに対応
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印刷2011/10/21 14:48

業界動向

UEI,Android用アプリ開発環境「enchant PRO」のβ版SDKを提供開始,ポリゴン描画やARマーカー認識などに対応

画像集#001のサムネイル/UEI,Android用アプリ開発環境「enchant PRO」のβ版SDKを提供開始,ポリゴン描画やARマーカー認識などに対応
 ユビキタスエンターテインメントは,Android用アプリ開発環境「enchant PRO」のβ版SDKを公開した。enchant PROは,すでに公開されているHTML5用のゲームエンジンenchant.jsのAndroid専用の発展版にあたるもので,enchant.jsのようなHTML5とスクリプトベースのものではなく,本格的なネイティブアプリが作成できるほか,

  ポリゴン描画
  カメラ制御・ジャイロセンサー
  ARマーカー認識


ARマーカーの例
画像集#003のサムネイル/UEI,Android用アプリ開発環境「enchant PRO」のβ版SDKを提供開始,ポリゴン描画やARマーカー認識などに対応
などに対応している。全体的に,ゲーム以外のアプリ開発,とくにAR(拡張現実)寄りの展開ができる環境となっているようだ。

 enchant PROは,名前から察せられるように基本的に有償のエンジンとなるのだが,「9leapアプリ」を通じてのソフトウェア公開に限定されたコミュニティライセンスは無償で提供される。ちょっとゲームを作って公開してみたいといった用途であれば,コミュニティライセンスで十分であり,法人用ライセンス料自体も5万円と安価だ。ARマーカー4個を同梱したライセンスは50万円となっている。正式版は11月1日にリリースされる予定だ。

enchant PRO提供ページ

9leapアプリ ダウンロードURL


HTML5ベースのAndroidアプリ開発ミドルウェア
「enchant PRO」SDKがベータ公開
〜ARアプリの開発が可能で無料ライセンスも準備〜

 株式会社ユビキタスエンターテインメント(以下:UEI、ヨミ:ユーイーアイ、本社:東京都文京区、代表取締役社長 兼CEO:清水亮)は、開発中のHTML5ベースのAndroidアプリ開発ミドルウェア「enchant PRO(エンチャント・プロ)」向けのSDKのベータ版を公開いたしました。

 「enchant PRO」はHTML5をベースとしたオープンソースのゲームエンジン「enchant.js(エンチャント・ジェイエス)」をベースとしたAndroid端末向けのネイティブアプリ開発環境です。「enchant PRO」は、今年の4月に発表し世界で最も多くの開発者を獲得している(注1)「enchant.js」と全く同じ感覚でAndroidアプリを開発することができるほか、カメラやジャイロなどアンドロイド端末固有の機能へのアクセスを行うことが可能となります。

 これにより「enchant.js」だけでは実現が難しかったARゲームの開発や、ゲーム以外の用途への転用がよりいっそう行いやすくなり、既に複数の企業により「enchant PRO」をベースとした非ゲームサービスの展開が予定されています。

(註1:2011年10月 当社調べ)

 「enchant PRO」では「enchant.js」の機能を大幅に拡張しつつ、法人を対象とした商用ライセンスの販売も行ってまいります。また、個人の非営利・非商用に関しての利用は「コミュニティライセンス」として無償提供を行う予定です。

 なお、iPhone / iPadなどに対応したバージョンも準備中です。

 「enchant PRO」の実機でのデモンストレーションは、同日Android Marketにて公開した「9leap(ナインリープ)アプリ」をアンドロイドマーケットからダウンロードすることでお試しいただけます。また、「9leapアプリ」では、Koozyt社から提供を受けたARマーカー認識エンジン「KART」を内蔵し、誰でも簡単に本格的なARマーカー認識のプログラムを開発して楽しむことができます。

 9leapアプリ ダウンロードURL:
https://market.android.com/details?id=jp.co.uei.enchant.pro

 正式版の提供は2011年11月1日(火)を予定しております。

■enchant PROで提供される機能

  • ポリゴン描画機能
  •  OpenGL ESを用いたテクスチャ付きポリゴン描画機能を提供いたします。
     3D CGデータファイルとして標準的なCOLLADA(.dae)フォーマットの読込み機能も可能です。
  • カメラ・撮影機能
  •  カメラで画像を撮影し、撮影した画像をJavaScript側で操作できるほか、サーバなどへ送信できます。ギャラリーからのインポートもサポートしています。
  • パススルー機能
  •  カメラ画像にHTMLをオーバーレイ表示させ、パススルー式のAR(拡張現実感)を実現いたしました。
  • ARマーカー認識機能
  •  Koozyt(クウジット)社から供給を受けた画像認識エンジンKARTを用い、ARマーカーをリアルタイムで認識・追尾することが可能。これにより、本格的なマーカー式ARゲームの開発をすることができます。
 URL: http://www.koozyt.com/

  • QRコード/バーコード読取り機能
  •  QRコードやバーコードの読取り機能を用いたゲームやキャンペーンなどに使用することが可能です。

■enchant PRO for Android概要

動作環境: Android OS 2.1以降
開発言語: HTML5 + JavaScript
提供価格:
     コミュニティライセンス  無償(9leapアプリを経由して独自のアプリを開発・頒布可能)
     法人向けライセンス    5万円
     KARTエクステンション  50万円(ARマーカー4個同梱)
     追加ARマーカー      未定
提供時期: 2011年11月1日(火)
提供URL: http://enchantjs.com/ja/pro.html

※内容は変更することがあります。

■enchant.js(エンチャント・ジェイエス)について
 2011年4月17日(日)にUEIによって開発され、公開されたオープンソースのHTML5向けゲームエンジン。PC/Macはもちろん、Android/iPhoneなどクロスプラットフォームで動作するゲームエンジンとしてMIT/GPLのデュアルライセンスで頒布されています。プログラム本体のほか、ゲーム作成に使用可能な画像素材や音声素材なども提供しております。
 UEIと株式会社ディー・ツー・コミュニケーションズが共同で開催するミニゲーム開発コンテスト「9leap(http://9leap.net/)」のために開発され、現在もっとも多く利用されているHTML5向けゲームエンジンです(2011年10月当社調べ)。

 URL: http://enchantjs.com/


■株式会社ユビキタスエンターテインメントについて
 株式会社ユビキタスエンターテインメント(本社:東京都文京区、代表取締役社長 兼CEO:清水亮)は、常に新時代のライフスタイルを提案することをモットーに、アンドロイド端末などのスマート端末はもちろん、モバイル、PC全般の技術をベースとした“暮らし提案型企業”です。
 経済産業省が管轄するIPA(独立行政法人情報処理推進機構)の未踏ソフトウェア創造事業で採択された高度な技術を基盤として、それらを幅広く応用したライフスタイルサービスを常に提案しています。
 iモード黎明期からより培ったモバイルサイトやモバイル用ゲームの開発・運用をはじめとして、みずほ銀行のスマートフォン向けARアプリケーション「ATM・店舗検索」の開発、二つ折りアンドロイド端末用の世界初の文房具アプリ「ZeptopadFOLIO」など、独自の視点でユニークな製品開発を続けています。

 URL: http://www.uei.co.jp/

※「CyberCode」は、ソニー株式会社の登録 商標です。
※「CyberCode」技術は、株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所が開発し、クウジット株式会社にライセンス提供されており、KART(Koozyt
AR Technology)ソリューションとして商用展開されています。
※「Android」および「Androidロゴ」は、Google Incの商標または登録商標です。
※「iPhone」「iPad」はApple Inc. の登録商標です。
※その他一般の製品名などはすべて各社の商標または登録商標です。
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