【5月20日 AFP】スペインの映画監督ペドロ・アルモドバル（Pedro Almodovar）が19日、開催中の第62回カンヌ国際映画祭（Cannes Film Festival）に出席し、オーラルセックスのやり方を俳優に実演指導したことがあると冗談を飛ばした。

　コンペティション部門で上映された監督最新作『Broken Embraces（英題）』の記者会見場で、主演女優ペネロペ・クルス（Penelope Cruz）を隣にして、監督は「私は、セットですべての役を演じてみるんだ」と語り始めた。「随分前に撮った映画で、俳優に演技指導するため、相手役の女優にオーラルセックスの実演をしたこともあったよ」

　アルモドバル監督はさらに、パルム・ドール（Palme d'Or）発表前の22日にカンヌを発つので「受賞を待ち望んでいるような印象は与えていないだろ？」とした上で、男優賞や監督賞でも取れればすぐに戻る準備はしていると饒舌に語った。

『Broken Embraces』は、若い女優と監督の間の悲劇的な愛を描いている。(c)AFP